夫が別人だった衝撃…妻夫木聡主演『ある男』特報公開 新キャスト発表
累計21万部を超える平野啓一郎の第70回読売文学賞受賞作を妻夫木聡主演で映画化する『ある男』(今秋公開)の初映像となる特報が公開。併せて、6名の新キャストも発表された。
本作、妻夫木演じる弁護士の城戸が、かつての依頼者である里枝から亡くなった夫・大祐の身元調査という奇妙な相談を受け、彼の正体に迫っていくストーリー。ある日、不慮の事故で死亡した大祐。長年疎遠になっていた大祐の兄が法要に訪れたことから、大祐がまったくの別人だったことが発覚する。里枝に安藤サクラ、大祐に窪田正孝がふんするほか、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明らが名を連ねる。監督は、映画『愚行録』、ドラマ「イノセント・デイズ」などで妻夫木と組んできた石川慶。
特報は、妻夫木の「僕たちは誰かを好きになる時、その人の何を見ているのだろうー 。その人の何を愛するのだろうー」というナレーションからスタート。エルヴィス・プレスリーの名曲「Can't Help Falling In Love」のカバー曲をBGMに、里枝が夫・大祐と共に過ごした幸せな日々が映し出される。しかし、大祐は亡くなり、法要に訪れた彼の兄(眞島)が遺影を見て里枝に「違いますけど。大祐じゃないです」と思いがけない言葉を告げる場面からトーンが一変。特報後半に流れる劇伴音楽は、日本映画初参加となる台湾の室内楽アンサンブルグループ「Cicada 」が担当している。
新キャストとして発表されたのは、坂元愛登、山口美也子、きたろう、カトウシンスケ、河合優実、でんでん。里枝の息子・悠人役に、オーディションで抜擢され映画初出演を果たした坂元愛登、里枝の母親・初江に山口美也子。大祐の働く林産会社の社長・伊東にきたろう、大祐の過去を知る人物にカトウシンスケ、河合優実、でんでんがふんする。(編集部・石井百合子)