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有村架純、最優秀主演女優賞を初受賞「一緒に戦ってくれる仲間を大切に」

第45回日本アカデミー賞

初受賞を果たした有村架純
初受賞を果たした有村架純 - (C) 東京写真記者協会

 第45回日本アカデミー賞授賞式が11日、港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、俳優の有村架純が映画『花束みたいな恋をした』で最優秀主演女優賞に輝いた。初めて日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を手にした有村は「一緒に戦ってくれる仲間を大切に精進していきたいと思います」と喜びとともに決意を語った。

美の競演!有村架純、永野芽郁、松岡茉優ら優秀主演女優賞【写真】

 有村が菅田将暉とともに主演した『花束みたいな恋をした』は、ドラマ「東京ラブストーリー」「カルテット」などで知られる脚本家の坂元裕二がオリジナルストーリーを手掛けた恋愛物語。京王線の明大前駅で終電を逃し、偶然出会った大学生の男女二人の5年間が描かれる。有村は本作をはじめとする活躍で、第13回TAMA映画賞最優秀女優賞も受賞している。

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 壇上で、昨年度の最優秀賞受賞者である長澤まさみからブロンズを受け取った有村は「すごくビックリしています。この賞をいただけたのは、この作品に携わるキャストやスタッフのみなさんのおかげだと思っています」と感謝を述べた。

 続けて「私が作品に対してできることは限られていて、自分がいったい作品にどういった影響を与えられるのだろうかというのは常々不安な部分もあるのですが、幾度となく背中を押してくれたのは、これまで出会った方々がくれた言葉たちでした。いつも思い浮かぶのはこれまで一緒に仕事をしてくださった方々の顔で、その方たちがいたから好きな芝居を続けてこられたのかなと思っています。これからも、独りよがりな芝居をするのではなく、思いやりを持って芝居、(撮影)現場、人に対して誠実に向き合い続けていきたいなと思っております。そして、一緒に戦ってくれる仲間を大切に精進していきたいと思います」と真剣な眼差しで語る。

 そして、有村は「最後に、世界中が一刻も早く、穏やかに過ごせますよう祈っております。私自身もみなさまに貢献できるよう頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします」と言葉を紡ぎ、スピーチを締めくくった。

 有村は日本アカデミー賞ではこれまで、第39回に『映画 ビリギャル』で優秀主演女優賞と新人俳優賞を受賞している。今回が初の最優秀主演女優賞受賞となった。

 なお、同部門ではほかに、『老後の資金がありません!』の天海祐希、『そして、バトンは渡された』の永野芽郁、『騙し絵の牙』の松岡茉優、『いのちの停車場』の吉永小百合が優秀賞に選ばれている。(編集部・大内啓輔)

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