朝ドラ「カムカム」虚無蔵と一子の金言にネット感動
残り2話となったNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。6日に放送された第110回では、虚無蔵(松重豊)と一子(市川実日子)の金言も話題に。ネット上では「グッときた」「素晴らしい言葉」と感動が広がっている。(以下、ネタバレあり)
虚無蔵は、冒頭の現代パートに登場。映画村でひなた(川栄李奈)と久しぶりに再会し、ラジオ英語講座の講師を打診され悩むひなたに対し「おひな、そなたが鍛錬し培い、身につけたものはそなたのもの。一生の宝となるもの。されどその宝は、わかち与えるほどに輝きが増すものと心得よ」と金言を授けた。
一方、一子は、「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」の出演準備をするるい(深津絵里)のもとに。母に届けるために歌うつもりだったるいが「歌う意味、あるんやろか」と吐露すると、一子は「意味があんのかないんか、わからんことをやる。誰かのことを思うてやる。それだけで、ええんとちゃう?」とるいの気持ちを軽くするような言葉を送った。
二人の優しさと発言は視聴者の心を打ち、「胸熱」「心にしみる」「覚えておきたい」と感銘を受ける声が多く上がった。
朝ドラ史上初となる3人のヒロインで紡ぐ「カムカムエヴリバディ」(月~土、総合・午前8時~ほか、土曜は一週間の振り返り)は、昭和・平成・令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ母から娘へとバトンをつなぐ、三世代100年の家族の物語。初代ヒロイン・安子を上白石萌音、二代目ヒロイン・るいを深津、三代目ヒロイン・ひなたを川栄が演じる。「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀によるオリジナル作品で、城田優が英語と日本語を織り交ぜた語りを担当。AIの主題歌「アルデバラン」がドラマを彩る。(清水一)