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『セカコイ』に古川琴音、松本穂香ら出演!道枝駿佑×福本莉子のサンセットビジュアルも公開

映画『今夜、世界からこの恋が消えても』に古川琴音、松本穂香ら出演
映画『今夜、世界からこの恋が消えても』に古川琴音、松本穂香ら出演 - (C) 2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会

 道枝駿佑なにわ男子)と福本莉子が主演を務める映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(7月29日公開)に出演する新たなキャストが発表された。

『セカコイ』道枝駿佑&福本莉子のデートシーン!【写真】

 本作は、2019年に電撃小説大賞を受賞した一条岬の同名小説を原作とするラブストーリー。眠りにつくと記憶を失ってしまう前向性健忘を患ったヒロインと、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公の儚くも切ない愛の物語が描かれる。

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 今回公開されたポスタービジュアルは、夕暮れに記憶が消える夜までの残された時間を噛みしめ、慈しむ二人の姿を切り取ったもの。「消さなきゃいけなかったのは 君と過ごした一年だった。」というキャッチコピーとともに、夕暮れの空を背に、眠りにつくと記憶を失ってしまう真織(福本)と透(道枝)の横顔を見ることができる。二人にとって夜が来ることは今日一日の記憶が消えてしまうことであり、真織の恋がリセットされてしまうことを意味するだけに、切ない表情が印象を残す仕上がりとなっている。

今夜、世界からこの恋が消えても
(C) 2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会

 また、二人の恋模様を取り巻くキャストも明らかに。古川琴音が真織を理解し支え、頼れる親友・綿矢泉、松本穂香が透の姉である神谷早苗をそれぞれ演じる。透の両親に萩原聖人野波麻帆、真織の両親に水野真紀野間口徹、二人の同級生に前田航基西垣匠がそれぞれふんする。

 本作の監督は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』などの三木孝浩。脚本を『君の膵臓をたべたい』『君は月夜に光り輝く』などの月川翔と、『明け方の若者たち』で監督を務めた松本花奈が共作で担当している。(編集部・大内啓輔)

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コメント全文

・古川琴音(綿矢泉役)
三木監督の作品を観ては“こんな青春があったらいいな”と思っていたので、今回初めて三木組に参加させていただいて、“監督の作る世界に入れたんだ!”と、とても嬉しかったです。泉を演じる上で、複雑な状況を頭では分かっていても心が追い付かない時があったのですが、監督が「泉は十字架を背負っているんだよ」と言葉をかけてくださって、それが凄く腑に落ちてお芝居に活かすことができました。道枝くんと莉子ちゃんとは初共演なのですが、道枝くんは、文字で見ると照れくさくなるような言葉でも、自然にしっくりきて、そういう言葉が似合う人っているんだなと、王子様みたいな方だなと思いました。莉子ちゃんはどのシーンもみずみずしく、凄くキラキラしていて、こういう穢れない存在を泉は守りたかったんだなと、莉子ちゃんを通して感じることが出来ました。初めて台本を読んだ時に、自分が大切にしていたことを忘れてしまう悲しさや切なさはもちろん、それ以上に真織を支えようとする周りの人たちの愛情に、とても温かい気持ちになりました。凄く切ない物語ではあるんですが、明日を迎えられることや、大切な人と思い出を積み重ねていけることに感謝したくなるような映画になっていると思います。

・松本穂香(神谷早苗役)
普段演じる役は初々しさを求められることが多いのですが、今回は自分自身とはかけ離れた包容力のあるお姉さんの役で、今までにない挑戦的な役を任せていただいたなと思っております。弟の透役を演じられた道枝さんとは初共演で、同じ関西出身なのですが、透明感あふれる方という印象でした。一緒に撮影するシーンは少なかったのですが、ご本人の真っすぐさとピュアさが凄く伝わってきて、それが演じる上でとても支えになりました。三木監督とは約6年ぶりにご一緒させていただいたのですが、「大きくなりましたね」と言っていただきました(笑)。演技も委ねて見守ってくださり、ダメな時は納得のいくまで何度も撮ってくださって、すごく温かい監督さんだなと撮影を終えて改めて思いました。監督が三木さんで、撮影が柳田さんで、出来上がる前からみなさんに愛される作品になることを確信しています! この映画は大切な人の存在が心の中にあるだけで、ちょっと気持ちが強くなれたり、心が救われたり、そういった人と人との繋がりの温かい部分を丁寧に描いた映画になっているんじゃないかなと思います。初めて台本を読ませていただいたとき、もう二度と戻らない尊い時間がキラキラと輝いて描かれている作品だなと感じました。ぜひ劇場で見ていただけたら嬉しいです。

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・一条岬(原作)
今、当たり前にもっているものは、いつか失ってしまうもの。だからこそ、心を込めて大切にしたい。原作のあとがきをそう書き終えてから二年が経ちました。幾多の別れと出会いがある中で、映画の撮影見学という形で登場人物と再会することができました。道枝さんの演じる透はどこまでも優しく、福本さんの演じる真織は生きることに真摯で、古川さんの演じる泉は大切な何かを守ろうとしている。生きて、動いて、人物として思考する三人の姿に感動し、同時にとても嬉しくなりました。私が原作者でなくても、この映画は必ず観に行きます。客席に腰かけ、少しの緊張とともに物語の開始を待つ。あとはもう、素晴らしい映像と脚本、心のこもった演技と音楽に身を任せ、笑ったり驚いたり、泣いたりすればいい。そんな最高の映画体験を、一観客として皆さんと待っています。

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