新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』ヒロインのビジュアル初公開!
『君の名は。』『天気の子』などの新海誠監督による3年ぶりの新作アニメーション映画『すずめの戸締まり』の公開日が11月11日に決定し、ヒロイン・すずめのビジュアルが初公開された。
『すずめの戸締まり』製作発表時に公開されたビジュアル【画像】
日本各地の廃墟を舞台にした『すずめの戸締まり』は、災いの元となる「扉」を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語で、新海監督が原作・脚本も担当。今回初めて公開されたヒロインのビジュアルは、「行ってきます。」というコピーとともに、廃墟の扉を前に小さな木製の椅子を両手に抱え、こちらを振り向くポニーテールの少女・すずめが描かれたポスター。ほんの少しだけ開いた扉や足元に広がる静かな波紋が、神秘的な雰囲気を醸し出している。
また、特報映像が4月10日の20時にYouTube「東宝MOVIEチャンネル」にてプレミア公開されることも決まった。それに先駆けて、1枚の場面カットが披露された。描かれているのは、かつて小さな温泉街だったと思われる集落。崩れかけた旅館、ツタの絡まった家屋、錆びた看板など、人がいなくなって廃れてしまった場所を歩くすずめの後ろ姿が切り取られている。
本編を制作中の新海監督は「あちこちで開け放しにし続けてきてしまった扉を、どのように閉めることが出来るのか。それをすずめに託し、戸締まりをしながら日本列島を旅する物語を作っています。笑顔と昂ぶりを、観終えた後に残せるような映画にしたいのです」とコメントしている。(清水一)
『すずめの戸締まり』ストーリー
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。
彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
———星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった———
不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。