藤井 風『東京2020オリンピック』メインテーマ曲を担当!総監督・河瀬直美がオファー
河瀬直美が総監督を務める東京2020オリンピック競技大会の公式映画『東京2020オリンピック SIDE:A』『東京2020オリンピック SIDE:B』のメインテーマ曲をミュージシャンの藤井 風が担当することが発表された。
本作は、1964年以来の東京開催となった第32回オリンピック競技大会の開催に至るまでの750日、5,000時間に及ぶ膨大な記録をもとにしたオリンピック公式映画。新型コロナウイルス感染症の影響で史上初めての延期が発表され、ほぼ無観客での開催となった異例の大会をめぐり、世界中から集まったアスリートたち、その家族、大会関係者、ボランティア、医療従事者、会場の周囲に集う人々、そして開催中止を求めるデモ参加者の姿が収められる。表舞台に立つアスリートを中心としたオリンピック関係者たちを描いた「SIDE:A」と、大会関係者や一般市民、ボランティア、医療従事者などの非アスリートたちを描いた「SIDE:B」で構成される。
今回、本作のメインテーマ曲を藤井 風が担当することが決定。河瀬総監督はその存在感や歌唱力、そしてコロナ禍でデビューしたという経緯も含め、運命的なものを感じてオファーしたという。藤井 風は「河瀬直美監督の美しく繊細な描写は本当にたくさんのインスピレーションを授けてくださいました。このドキュメンタリーで監督が描かれている光と影、そして人生の勝利とは何かという問いに導かれるように姿を現してくれたのが、メインテーマの『The sun and the moon』という曲になります。このドキュメンタリーを目にする方々、そしてこの記録映画が捉えた時代の歩む先が、光の方でありますように」とコメントを寄せている。なお、藤井が劇中の音楽制作に参加するのは今回が初めて。
あわせて、メインテーマ曲を使用した90秒の予告編映像も公開された。(編集部・大内啓輔)
『東京2020オリンピック SIDE:A』は6月3日より全国公開
『東京2020オリンピック SIDE:B』は6月24日より全国公開
コメント全文
・藤井 風
2020年にデビューして、そしてその年に予定されていた東京オリンピック記録映画の音楽を担当させていただくという大変光栄なお話をいただきました。映像に音楽を添える、映像にインスパイアされた音楽を作るという経験は初めてでしたが、河瀬直美監督の美しく繊細な描写は本当にたくさんのインスピレーションを授けてくださいました。このドキュメンタリーで監督が描かれている光と影、そして人生の勝利とは何かという問いに導かれるように姿を現してくれたのが、メインテーマの「The sun and the moon」という曲になります。このドキュメンタリーを目にする方々、そしてこの記録映画が捉えた時代の歩む先が、光の方でありますように。
・河瀬直美
コロナ禍でデビューした藤井 風。
その運命、その宿命。
彼は、必ず歴史に名を遺す人になる。
存在感と圧倒的な歌唱力と天性のものが融合して、
誰でもない誰か……確固たる「藤井 風」がそこにある。
だからこそ、いろんなものを取っ払って、垣根なく、平和を歌う人であれるはずだ。
「藤井 風」という強く優しいきらめきが、今回のオリンピック映画のひとつの灯火になるはずだと確信して、一緒にこの作品を創ってもらえないかとお話しました。
アスリートたち、彼ら彼女らを取り巻く人々、そしてこの未曾有の事態を共に経験した全ての人々の想いに寄り添う彼のピアノと歌声が、スクリーンのもっと外へ、もっと先へ、この物語を続けてゆきます。