本郷奏多「ハガレン」原作者からエンヴィーと朝ドラとの役柄のギャップを称賛され照れ笑い!
俳優の本郷奏多が16日、丸の内ピカデリーで行われた映画『鋼の錬金術師 完結編』舞台あいさつ付き完成披露試写会に出席し、原作者である荒川弘から本郷が出演した連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」とのギャップを称賛され、照れ笑いを浮かべていた。舞台あいさつには山田涼介(Hey! Say! JUMP)、本田翼、渡邊圭祐、栗山千明も出席した。
本作は、世界中で人気を博している荒川の大人気コミックを2017年に実写映画化した『鋼の錬金術師』の完結編を『復讐者スカー』『最後の錬成』の2部作で描く。本郷は山田演じる主人公エドワード・エルリックの敵として立ちはだかるホムンクルスのエンヴィー役を担う。
この日の舞台あいさつは「それぞれが演じた役をモチーフにした衣装で登壇」というお題が出ていたという。劇中、露出度の高い衣装のエンヴィーを演じた本郷は「何を言っているんだろうと思った」と突っ込みを入れつつも、黒ずくめの衣装に「イメージ的にはあっているのかなと思います」と自身で及第点を与える。
“嫉妬”の意味を持つホムンクルスのエンヴィー。本郷は「エンヴィーって、エドに突っかかっていくんだけれど戦闘能力が低いみたいな、憎たらしいんだけれど、どこか憎めない敵キャラというニュアンスを大切に、ちょっとした可愛らしさを意識しました」とこだわりポイントをあげる。
そんな本郷が演じるエンヴィーに対して、原作者の荒川から「本郷さんの演技はさらに板についてきて、原作以上に悪そうでした。最近朝ドラでも拝見していたのですが、役者としてのギャップにやられてしまいました」とコメントが届くと、嬉しそうに照れ笑いを浮かべていた。
『ハガレン』には欠かせないエンヴィーだが、本郷は『完結編』で新たに登場するキャラクターにも惹かれる存在が多かったという。舘ひろし演じる軍事国家アメストリスの最高権力者であるキング・ブラッドレイ大総統に対して「めちゃくちゃ格好いいですよね。特に眼帯を外したときの目の重厚感はすごい」と絶賛すると、ブリッグズ要塞を守るオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将役の栗山へも「共演シーンがなかったのですが、映像を見たらすごく格好良かった」と羨望の眼差しを向けていた。(磯部正和)