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仮面ライダー&スーパー戦隊&ウルトラマン俳優集結!高野八誠の特撮映画が完結も一同「よくわからない」

本作を鑑賞した出演者一同が困惑!?「よくわからない映画」  映画『HE-LOW THE FINAL』初日舞台挨拶 » 動画の詳細

 「ウルトラマンガイア」「仮面ライダー龍騎」などで知られる高野八誠が27日、テアトル新宿で行われた監督作『HE-LOW THE FINAL/ヒーロゥ ザ・ファイナル』の初日舞台あいさつに出席し、特撮俳優が総出演した映画について「世の中に出してはいけない映画が、ようやく世間に放たれて安心しております」と心境を語った。

【動画】特撮ヒーロー俳優が揃って「よくわからない」発言…舞台あいさつの様子

 『HE-LOW』は、高野監督が自分の本当に作りたいものをテーマに、特撮作品で共演経験があるキャストの協力のもと製作した自主制作特撮映画シリーズ。三作目にして完結編となる本作では、地球侵略を企てる新たな星人が、巨大化できなくなったヒーローたちに襲いかかるさまをコミカルに描き出す。

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 イベントには高野監督をはじめ、特撮界を代表する総勢14名のキャスト&スタッフが参加。吉岡毅志(「ウルトラマンガイア」)、須賀貴匡(「仮面ライダー龍騎」)、青柳尊哉(「ウルトラマンオーブ」)、上遠野太洸(「仮面ライダードライブ」)、宇治清高(「ウルトラマンギンガS」)、及川奈央(「炎神戦隊ゴーオンジャー」)、杉浦太陽(「ウルトラマンコスモス」)、矢尾一樹(「忍者戦隊カクレンジャー」)、塩谷瞬(「忍風戦隊ハリケンジャー」)、根岸拓哉(「ウルトラマンギンガ」)、鈴木勝吾(「侍戦隊シンケンジャー」)に加えて、佐藤寛之鈴村展弘スーパーバイザーといったそうそうたる顔ぶれが揃った。

 高野監督の言葉に続いて、吉岡が「初日を迎えることができたのも、応援してくださる皆さまのおかげなので、感謝の気持ちでいっぱいです。主演を務めさせていただきましたトム・クルーズです……。スベる、わたしの大好きな言葉です」とボケを挟みながらあいさつすると、須賀が「実は皆さんが観ている間、一杯ひっかけてきたんです。ついにこれを公開してしまったのかと心が痛みまして……。皆さまに観ていただけるという気持ちと、観ていただきたくなかったという気持ちが同居していますが、皆さまが最初のお客さまということで感謝しております」と自虐的な発言で会場を盛り上げる。

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 また、主要キャストの青柳は「まさかテアトル新宿さんでかかるとは」と驚きの表情。「こんなに豪華なキャストに囲まれて舞台あいさつをするとは思っていなかったんですけど、本当に暴れ回っている映画なので、いろんな劇場で観てください」と呼びかけた。

 シュールでコミカルな作品ということで、登壇者のほとんどが本作を「よくわからない映画だったんですが……」と愛情を込めてイジり続ける。そんなキャストについて、高野監督は「とにかく楽しい現場で、自分が一番楽しんでるんじゃないかなと。皆さんを誘っておいて、大変失礼なことをしてしまいましたが、戸惑っている皆さんを見てニヤニヤしたのを覚えています」と笑顔を浮かべた。

 そんな中、杉浦は「よくわからな過ぎたんですけど、自分は泊まりでの撮影だったので、YouTube用にメイキングを回してみたんです。YouTubeを観た方がわかりやすくなるかもしれないので、僕のYouTubeを観てください」と自身のチャンネルをアピールすると、「でも今回、(塩谷)瞬とか賀集(利樹)くんとか、須賀っちもそうなんですけど、(特撮ヒーローを演じた時期がほぼ一緒という意味での)同期がこれだけ並ぶのも珍しいこと。みんなと話す機会がなかったので、話すことができてうれしかった。そういう機会を作ってくれてありがとうございます」と感謝。共演者たちのコメントに、須賀は「これだけ出演者がわからないという映画はなんなんですかね? (ジャン=リュック・)ゴダールの再来みたいな感じなんですかね」と笑いつつ、「何度も観たら気づきが……あるかどうかはわかりませんが、ぜひ観ていただけたら」とメッセージを送った。(取材・文:壬生智裕)

映画『HE-LOW THE FINAL/ヒーロゥ ザ・ファイナル』はテアトル新宿ほかにて全国公開中

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