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仏アニメ版『神々の山嶺』夢枕獏「谷口ジローに観せたかった」

(C) Le Sommet des Dieux - 2021 / Julianne Films / Folivari / Melusine Productions / France 3 Cinema / Aura Cinema

 夢枕獏(作)・谷口ジロー(画)による人気漫画をフランスでアニメ映画化した『神々の山嶺』(7月8日公開)より、「谷口ジローに観せたかった」という原作者・夢枕獏のコメントが公開された。

【画像】原作の重要キャラクターたちも!新場面写真

 2017年に逝去した谷口さんは、フランス文化省から芸術文化勲章シュヴァリエ章を授与されるなど高く評価されており、生前に2度渡仏して自ら製作にも参加。7年の歳月をかけて完成した本作は、フランスのアカデミー賞に当たるセザール賞でアニメーション映画賞を受賞し、同国で大ヒットを記録した。

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 日本での公開に向けて、夢枕は「二度観れば二度、三度観れば三度のあらたな感動がある。これはそういう映画だ。谷口ジローにこれを観せたかった」とコメントを寄せた。

 「登山家マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか?」という登山史上における実際の謎に迫りながら、孤高のクライマー・羽生と彼を追うカメラマン・深町が前人未到の挑戦に立ち向かう姿を描く物語。羽生や深町のほか、原作にも登場する重要キャラクターで登山仲間の文太郎や、文太郎の姉・涼子の姿を捉えた、新たな場面写真も公開された。(清水一)

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