『トップガン』がV2で早くも興収30億に届く勢い!ガンダム新作は3位のスタート
映画週末興行成績
6月4日、5日の週末全国映画動員ランキングが興行通信社より発表され、トム・クルーズ主演のスカイアクション『トップガン マーヴェリック』が2週連続1位を記録した。土日2日間で観客動員47万1,000人、興行収入7億5,700万円と前週からの落ちも少なく、10日間の累計では動員で188万人を突破し、興収も28億9,000万円と早くも興収30億円に迫っている。新作では、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の名エピソードを映画化する『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が3位、おおのこうすけのコミックを玉木宏主演で連続ドラマ化したコメディーの劇場版『極主夫道 ザ・シネマ』が6位に初登場。
『トップガン』から近影まで…いろいろあったケリー・マクギリス
先週に続いて2位の『シン・ウルトラマン』は、2日間で動員15万6,000人、興収2億3,400万円。累計では動員214万人、興収31億円を突破した。
初登場3位の『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』は、テレビアニメ版の第15話をベースに、新たなエピソードやモビルスーツ戦を加えて映画化。地球連邦軍パイロットのアムロ・レイが、ある島を極秘作戦で訪れ、元ジオン公国軍の脱走兵ククルス・ドアンと出会う。監督は、初代シリーズでアニメーションディレクターなどを担当した安彦良和。アムロ・レイの声を担当する古谷徹のほか、ボイスキャストに成田剣、新井里美、潘めぐみ、古川登志夫、武内駿輔ら。
初登場6位の『極主夫道 ザ・シネマ』は、かつて“不死身の龍”と呼ばれた元極道で現在は専業主夫の龍が、町の保育園を狙う地上げ屋に立ち向かう。演じる玉木がカーアクションにも挑んだ。玉木、川口春奈、志尊淳らドラマでおなじみのキャストに加え、新たに吉田鋼太郎、松本まりか、安達祐実らが出演。「おっさんずラブ」シリーズなどの瑠東東一郎がドラマ版に続き監督を務めた。30代から40代の女性を中心に、土日は子ども連れの姿も見られるなど幅広く集客している。
既存作品では、公開8週目・5位の『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』が累計で動員617万人、興収86億円を突破。7週目で7位の『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』は累計で動員は157万人を超え、興収は19億円に迫っている。
今週は、長谷川博己の大河ドラマ「麒麟がくる」以来の主演作となる『はい、泳げません』、2018年公開の『ドラゴンボール超 ブロリー』から4年ぶりとなる新作『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』、第94回アカデミー賞で国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメ映画賞の3部門にノミネートされた『FLEE フリー』、山本崇一朗の漫画が原作のアニメシリーズの劇場版『劇場版 からかい上手の高木さん』などが公開される。(編集部・石井百合子)
【2022年6月4日~6月5日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(1)『トップガン マーヴェリック』:2週目
2(2)『シン・ウルトラマン』:4週目
3(初)『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』:1週目
4(3)『映画 五等分の花嫁』:3週目
5(4)『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』:8週目
6(初)『極主夫道 ザ・シネマ』:1週目
7(5)『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』:7週目
8(6)『死刑にいたる病』:5週目
9(9)『流浪の月』:4週目
10(7)『大河への道』:3週目