木村拓哉「未来への10カウント」今夜最終回 オールアップで思い「次のリングにも全力で」
9日に最終回を迎えるテレビ朝日系ドラマ「未来への10カウント」(午後9:00~10:09放送)で主演を務める木村拓哉が、オールアップを迎えたセレモニーの場で、キャスト・スタッフに向けて最後のメッセージを送った。
度重なる不幸に見舞われ、生きる希望を見失っていた男・桐沢祥吾(木村)が、高校の弱小ボクシング部のコーチとして再生していくさまを描いてきた「未来への10カウント」。最終回では、桐沢の指導のもと何度も立ち上がってきた松葉台高校ボクシング部が、惨敗に終わった前年の雪辱を果たすべく、インターハイ予選という未来を懸けたリングに上がる。
撮影は、インターハイ予選のシーンをもってオールアップ。木村をはじめ、満島ひかり、安田顕、King & Prince 高橋海人(「高」は「はしごだか」が正式表記)、山田杏奈、村上虹郎、坂東龍汰、佐久本宝、吉柳咲良、櫻井海音、阿久津仁愛、大朏岳優、川原瑛都、内田有紀、生瀬勝久、柄本明らキャスト陣が、感無量の面持ちで撮了を迎えた。
木村は、リング上で満島や部員役のキャストたちを自ら迎え、花束を手渡して熱いハグを交わす場面も。それぞれとコミュニケーションをとりながら、全員の健闘をたたえる姿に、 ボクシング部の部長・伊庭海斗を演じた高橋をはじめ、思わず号泣する部員の姿もあったという。
また、本作のヒロインでボクシング部顧問・折原葵を演じた満島は「撮影3日目くらいまでは記憶がなくて……。『私、大丈夫だろうか?』と思うほどドキドキして、撮影後に夜の公園を散歩しないと気持ちが収まらないくらいでした」と撮影序盤の昂ぶりを回顧。さらに「ドラマに出演するのは4年ぶりでしたけど、現場で木村さんの姿勢を見て、自分にこれまで足りなかったものなどにも気づき、いろんな感情が生まれていたように思います」と木村との共演を振り返った。
そんな中、最後のあいさつのためリングの中心に立った木村は、キャストやスタッフ、エキストラにまで感謝の言葉を述べると「自分が次に挑むリングがどういうものになるかはまだわかりませんが、次のリングにも全力で、覚悟を決めて上がりたいと思います」と思いを告白。「もしそのリングでお会いしたら…その時はまたよろしくお願いします」と再会を願った。
最終回には、先日放送されたメイキング番組で撮影現場に潜入し、木村がドラマ出演を約束した土佐兄弟(卓也、有輝)も登場。他校の高校生役を務めている。(編集部・入倉功一)