山田涼介、内野聖陽との熱い“親子愛”『ハガレン』完結編で絆深める
山田涼介(Hey! Say! JUMP)と内野聖陽が13日、都内で行われた映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』(6月24日公開)の舞台あいさつ付き完成披露先行上映会に登壇し、熱い“親子愛”を見せつけた。この日は、共演の寺田心も来場。原作者の荒川弘からはねぎらいのメッセージが寄せられた。
山田涼介、内野聖陽、寺田心『ハガレン』完結編キャストが登壇!
荒川弘の人気漫画を実写化した映画『鋼の錬金術師』(2017)の続編であり完結編となる本作では、原作の最終話までを2部作(『復讐者スカー』『最後の錬成』)で描く。山田は国家錬金術師エドワード・エルリック役、寺田はホムンクルスのプライド役、内野はエドワードの父で錬金術師のヴァン・ホーエンハイムと、ホムンクルスたちの生みの親である“お父様”の一人二役を担った。
山田は試写後に「うるっときてしまった」そうで、「自分が出ている映画を観て、初めての感覚を覚えた映画でした。それくらい思い入れが強かった作品なんだろうな」と感慨をにじませる。こだわりを持って臨んだのは全スタッフ・キャストにおよぶ。山田はクランクアップ後、曽利文彦監督から「日の当たり方が納得いかない」と言われ、ラストカットを撮り直すという異例の体験をしたことも伝えた。
内野は「緑(CG用のグリーンバック)しかないスタジオで、マンガや絵コンテを見ながらやっていた」という撮影の日々を懐かしみ、本作を「すさまじい作品」と絶賛。さらに、「フレスコの小人や一つ目の怪獣の声をやっています」と明かして観客を驚かせると、山田は「楽屋から常にいろんな声が聞こえてくるんです」と内野が練習に励んでいた様子を暴露した。「内野さんに負けないよう、いい刺激をもらっていました」と発奮材料になっていたことも打ち明けると、内野もまた、「彼はとても『ハガレン』の世界観を愛していまして、この作品をよくしたいという熱い思いと覚悟と信念がおありになって、口に出しては言わないけど、背中から共演者みんなに醸し出している感じは立派でした」と賛辞を贈った。
6月19日の父の日にちなみ、山田と寺田が内野に手紙付きフォトボードをプレゼントする場面も。山田からの「クソ親父へ」とエド然とした呼びかけから始まる手紙には、内野から芝居へのアプローチを学んだこと、「もっと来い」とハッパをかけられ、エドとしてのギアがもう1段階上がったこと、優しく強く本当の親子のように接してくれたおかげで、原作通りの親子が演じられたことなど、感謝の言葉とともに、「この先もずっと芸能界の尊敬する父として慕わせてください。生意気な息子より」と可愛いお願いもつづられており、内野は「こんなに心のこもった……。本当にうれしいです」と感激していた。(錦怜那)