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「金の国 水の国」アニメ映画化が決定!2023年春公開

ティザービジュアル
ティザービジュアル - (C)「金の国 水の国」製作委員会

 「このマンガがすごい!2017」オンナ編で第1位を獲得した岩本ナオの「金の国 水の国」がアニメーション映画化されることが明らかになった。公開は2023年春の予定となっている。

 単巻コミックスながら発行部数が40万部を超える人気を誇る漫画「金の国 水の国」。作者の岩本は、本作と「マロニエ王国の七人の騎士」で2年続けて「このマンガがすごい!」の第1位(オンナ編)を獲得したことでも話題を読んだ。ある時代のどこかにある隣り合う仲の悪い二つの国を舞台に、 A国のおっとり王女サーラとB国のお調子者の建築士ナランバヤルが偶然出会い、国の未来のために「夫婦役」を演じているうちに恋に落ちて……という物語が展開する。

 アニメ映画化にあたって、監督をアニメ「ちはやふる」「俺物語!!」などの渡邊こと乃、脚本を「HUGっと!プリキュア」のシリーズ構成やドラマ「コウノドリ」などを手掛けた坪田文が担当。アニメーション制作には『サマーウォーズ』や「ちはやふる」などで知られるアニメーション制作会社マッドハウスが参加し、川尻善昭浅香守生増原光幸などのトップクリエイターが渡邉監督のもとに集まった。

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 映画化の発表とあわせてティザービジュアルも公開。幻想的な月夜、橋の上で出会う男女のキャラクターは主人公ナランバヤルとサーラ。サーラはハッとしたように振り返ろうとしている瞬間が捉えられ、ここから何かが始まりそうな予感を感じさせる仕上がりとなっている。原作の印象的なシーンからインスピレーションを受けたビジュアルについて岩本は「このシーンにカラーを付けたことはなかったのですが、きれいな色使いがすごく神秘的で物語の世界観がよく表れていると思いました。ナランバヤルとサーラの動きと表情にも、何かが始まりそうな躍動感があり、映画の完成が一層楽しみになりました」と感想を寄せている。

 また、初めての映像化を聞いた岩本はうれしさを爆発させ、監督やキャラクターデザイナーとの打ち合わせにも協力的な姿勢で参加。アフレコで動く自身のキャラクターを初めて目の当たりにして、アニメーターの力量に感心しきりだったという。完成に向けて「自分が紙の上に描いた人物たちがスクリーンの中で動いたり喋ったりしている姿を見れるのを楽しみにしてます」とコメントしている。(編集部・大内啓輔)

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