道枝駿佑と福本莉子、今はタメ口で会話
道枝駿佑(なにわ男子)と福本莉子が6日、東京・八芳園で行われたダブル主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(7月29日公開)の七夕願いごとイベントに登場。福本が「わたしの代表作になるんじゃないかな」と期待を寄せれば、道枝も10代最後に撮影し、20代最初に初主演映画として公開される本作を「ターニングポイントとなる作品」と声を弾ませた。
本作は電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した一条岬の小説を実写映画化。眠りにつくと記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患うヒロイン・日野真織(福本)と、ある秘密を抱えながらも彼女を支える主人公・神谷透(道枝)が織り成す恋を描く。監督を『ソラニン』などの三木孝浩、脚本を『君は月夜に光り輝く』などの月川翔と『明け方の若者たち』などの松本花奈、音楽を『糸』などの亀田誠治が担当する。
ドラマ「消えた初恋」(2021)以来、2度目の共演となる二人。互いの印象を尋ねられると、道枝は「サバサバしていて、明るく天真爛漫な方という印象が強いです」と返答。福本は「真っすぐで誰にでも優しくて、原作を読みながら、透くんは道枝くんにそっくりじゃんと思いました」と打ち明けた。
クランクインの日はアドリブでの撮影だったそうで、道枝は「初めましてだったら難しいなと思いましたし、スタッフさんに『クランクインからアドリブシーンがあるのは、二人が共演しているからだよ』と言っていただいて、スタッフさんからの信頼感も感じました」と喜んだ。
そんな二人は撮影を通して、より関係を深めるものの、福本の中にはわだかまりがあったようで、「最初、わたしの方がちょっとだけ年上なので、律儀に敬語を使ってくださるんですよ」とクランクイン前の道枝の様子を紹介。三木監督からは「同級生の役だから敬語はない方がいいよ」と言われたというが、福本は「クランクインしてからもずっと敬語」とチクリ。その後クランクアップし、ポスター撮影をすることになると、道枝は「じゃあ、今からタメ口にします」と宣言するものの、福本は「もう終わるのにな。今なんだ……」と思ったという。道枝は「後悔していますね。(最初)言われたときに『わかりました』って言っていたのに、もう次の会話から敬語になっていて。切り替えるタイミングを失いました」とはにかむが、今は敬語問題は解消され、タメ口で話していることも明かしていた。(錦怜那)