岡田准一×坂口健太郎、相性98%の狂犬コンビがのし上がる『ヘルドッグス』予告編公開
岡田准一と坂口健太郎が共演する映画『ヘルドッグス』(9月16日公開)の本予告映像が公開された。初共演となった2人は、ヤクザ組織でのし上がる相性98%のバディ役を務めており、坂口は「物語の中で兄貴と慕っているんですけどやっぱりちょっとラブが芽生えたり、岡田さんのことをどうしても好きになってしまうような新しい気持ちが沸き上がりました」と岡田の魅力をコメント。一方の岡田は「“好きになっちゃった”ってさっき言われたんですよ。告られましたね」と答え、撮影現場以外でも相性はばっちりだったようだ。
『燃えよ剣』『関ヶ原』でも岡田と組んだ原田眞人が監督・脚本を務め、深町秋生の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」を実写映画化。復讐のために闇落ちした元警官・兼高昭吾(岡田)が、関東最大のヤクザ組織への潜入捜査を課せられ、組織で最も制御の効かない男・室岡秀喜(坂口)をバディに、腕っぷし一つでのし上がっていく。
警察のデータ分析によると、2人の相性は98%。警官時代のトラウマを抱える兼高と、心に深い闇を抱える室岡は、お互いの心の隙間を埋めるように最強の“狂犬コンビ”となっていく。彼らが接近を試みるのは、ギタリスト・俳優のMIYAVIが演じる、関東最大のヤクザ組織「東鞘会」の七代目会長・十朱義孝。予告編には、リアリティーあふれるアクションシーンと共に、猛スピードで組織を上り詰めていく2人の姿が。クセ者ぞろいのキャラクターを演じる、松岡茉優、北村一輝、大竹しのぶらとの共演シーンにも注目だ。
本作について岡田は「ピュアで、ぶっ飛んでる人しか出てない。本当にもうジェットコースターに乗ってる気持ちで撮影していましたけど、そういう映画になっているなと思いました。『ヘルドッグス』という荒波に身を任せて観て欲しい」とコメント。坂口も「すごいのができました。息もつかせない、手に汗握る、熱量の高い作品です。人間関係の濃さというか、それが愛なのか、それをもっと超越したものなのか、そういう瞬間を垣間見せてくれる作品です」と自信をのぞかせる。
また岡田は、自身が演じる兼高について「ピュア過ぎるが故に闇堕ちしてしまって、理解しようとすると難しい人。現場に入ってどういう世界観になっていくんだろうと楽しみながらお芝居をしていた。黙って室岡たちがいる組織に乗り込んでいるので、バレてはいけないし、感情も切り出せるわけでもなく、すごく難しかった」と語り、潜入捜査役の難しさを述懐している。(編集部・入倉功一)