『ミニオンズ』新作が首位デビュー!トランスフォーマー超えで記録更新
全米ボックスオフィス考
先週末(7月1日~7月3日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、イルミネーション社の人気キャラクター・ミニオンが主人公の映画『ミニオンズ フィーバー』が興行収入1億701万140ドル(約139億円)で初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル130円計算)
【動画】ミニオンたちがぴえん顔…『ミニオンズ フィーバー』予告編
もともと2020年7月公開予定だった本作は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2年の延期を経ての封切りに。オープニング興収は7000万ドル(約91億円)程度と予想されていたが、それをはるかに上回る数字を叩き出した。アメリカ独立記念日(7月4日)を含む4日間のオープニング成績は1億2,308万7,240ドル(約160億円)で、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(1億1,588万6,050ドル)を超えて歴代ナンバーワンに躍り出た。
ファミリー向けのアニメーション映画はコロナ禍で苦戦を強いられていたが、『ミニオンズ フィーバー』は観客の89%が25歳以下、34%が13歳~17歳と、若者や家族連れを映画館へと呼び戻している。また、スーツ姿で本作を鑑賞するTikTokの動画が、Z世代の間でバズっていることもヒットの要因と見られる。
初登場組ではこの他、19世紀イギリスが舞台のロマンチック・コメディー『ミスター・マルコムズ・リスト(原題) / Mr. Malcolm's List』が7位にランクイン。約1,400館での公開だったが、オープニング興収81万742ドル(約1億円)と健闘している。(編集部・倉本拓弥)
7月1日~7月3日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ミニオンズ フィーバー』
2(2)『トップガン マーヴェリック』
3(1)『エルヴィス』
4(3)『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
5(4)『ブラック・フォン』
6(5)『バズ・ライトイヤー』
7(初)『ミスター・マルコムズ・リスト(原題) / Mr. Malcolm's List』
8(8)『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(原題) / Everything Everywhere All at Once』
9(6)『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
10(7)『ジャグ・ジャグ・ジーヨ(原題) / Jug Jugg Jeeyo』