ブラックパンサー続編『ワカンダ・フォーエバー』11.11日米同時公開決定
マーベル映画『ブラックパンサー』(2018)の続編が『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の邦題で、11月11日より日米同時公開されることが決定し、日本版の特報映像が公開された。
『ブラックパンサー』は、超文明国家ワカンダの国王とヒーローという、ふたつの顔を持つ主人公ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)の活躍を描いたアクション。メジャースタジオ作品ながら主要キャストのほとんどに黒人俳優を起用し、物語に込められたアフリカ文化のルーツに対する尊敬や社会的メッセージも支持され社会現象化。大ヒットを記録しただけでなく、アカデミー賞において作品賞含む7部門にノミネートされ、3部門で受賞する快挙を成し遂げた。
2020年には、ブラックパンサー役のチャドウィックさんが、大腸がんのため43歳の若さで死去。世界中のファンが悲しみに包まれるなか、ライアン・クーグラー監督が再びメガホンを取り、代役を立てることなく、ボーズマンさん不在で続編の製作が進んでいた。
特報では、ティ・チャラの母であり先代の王ティ・チャカの妻でもあるラモンダ(アンジェラ・バセット)をはじめ、悲しみと向き合うかのような、ナキア(ルピタ・ニョンゴ)、オコエ(ダナイ・グリラ)、シュリ(レティーシャ・ライト)、エムバク(ウィンストン・デューク)らの姿が。「わたしは世界で最も強力な国の女王。そして、家族全員がいなくなった」と悲痛な思いを訴えるラモンダ。ティ・チャラの喪失はいかにして描かれるのか。そして、大きな岐路に立たされているワカンダに迫る新たな敵とは。予告編のラストには、次のブラックパンサーと思わしき人物の姿も映し出されている。
マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、本作について、米サンディエゴで開催中の「コミコン・インターナショナル2022」内のパネルで「ワカンダのレガシーをつないでいく。そしてストーリーはリスペクトと希望に満ちたものになる」とコメント。また、本作がマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ4の最後を飾る作品となる事を発表した。(編集部・入倉功一)