碧い瞳の反逆児！ポール・ニューマン代表作が一挙劇場公開決定
映画史上最も美しい碧い瞳を持つ男と称された、20世紀アメリカを代表する名優ポール・ニューマンの代表作4作品が、10月21日より劇場公開される。
誰もが知る不朽の名作や密かに人気を博す隠れた傑作を、東京テアトルのセレクションで上映するスペシャル・プログラム“テアトル・クラシックス”の第2弾で、ポール・ニューマン特集が企画された。公開されるのは『明日に向って撃て！』『熱いトタン屋根の猫』『ハスラー』『暴力脱獄』の4作品。
『明日に向って撃て！』（1969）は、盟友ロバート・レッドフォードとの共演作であり、アメリカン・ニューシネマ代表作の一つとも称される青春西部劇の傑作。監督は名匠ジョージ・ロイ・ヒル。
『熱いトタン屋根の猫』（1958）は、人間のエゴイズムと愛憎を描き、ピュリッツァー賞にも輝いたテネシー・ウィリアムズの名戯曲を映画化。エリザベス・テイラーとの共演が話題になったほか、カンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞した。
『ハスラー』（1961）は、挫折と苦悩を背負いつつ、勝負に人生の全てを賭ける男の生きざまを描いた代表作。アカデミー賞男優賞へのノミネートを果たした。
『暴力脱獄』（1967）は、体制に屈しない反骨精神と、どんな戦いでも負けを認めない “不屈”の象徴である主人公ルークを演じるポールのカリスマ性が光るヒューマン・ドラマ。隠れた名作として知られる。
伝説のハリウッド・スターでありながら、リベラルな生き方を体現した稀代の名優のタフで繊細、クールでエレガントな姿を再びスクリーンで見ることができる、貴重な機会となる。（今井優）