新津ちせ＆結木滉星、お気に入りは「海の中の会話シーン」
映画『凪の島』の新津ちせと結木滉星が20日、都内で行われた公開記念舞台あいさつに登壇し、印象的なシーンについて同じ場面を挙げる息の合ったところを見せた。この日は出演の加藤ローサ、長澤雅彦監督も来場した。
子供ユニット「Foorin」のメンバーとしての活動や、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」への出演などで知られる新津が主演を務めた本作は、山口県・瀬戸内に浮かぶ島を舞台に、両親の離婚によって母親と島で暮らすことになった少女・凪がさまざまな人と出会い、成長していく物語。「快盗戦隊ルパンレンジャーVS 警察戦隊パトレンジャー」の主演をはじめ、メンズファッション誌「smart」の専属モデルなどで注目されている結木が島の漁師役を務めている。
新津は「リハーサルで笠戸島に来た時から、なんてきれいな場所なんだろうと思って、ここで撮影して早く皆さんに観ていただきたいと思っていたので、こうやって観ていただけて感無量です。ありがたくてうれしいです」とあいさつ。印象的なシーンを聞かれると、「海に潜るシーンですかね。海の中で結木さんと目だけで会話するシーンがすてきだなと思って好きです」と回答。続く結木は「かぶりました。取られました。全く同じことを言おうとしました！」と慌てるも、「でもいいことですよね。二人がいいシーンと思っているというのは」と自分をフォローして会場の笑いを誘った。
漁師役の結木はこれまで釣り未経験だったといい、「撮影に入る前に釣りが得意な友達と釣りに行きました」と役のために初挑戦したと振り返る。初めは魚に触ることに抵抗感があったようで、「ちょっと怖いですね。魚って。（撮影時は）免疫がついていたので平気でした。事前に釣りをしていなかったらびっくりしたと思うので、行っておいてよかったなと思いました」と安どの表情を見せた。
そんな結木に、加藤がタイを釣るシーンを挙げて「本当に釣れたんですか？」と質問。結木は「あれは……」と言い淀みながらも「用意してくださったお魚さんを……」と勇気ある告白をして、また会場を沸かせていた。（錦怜那）
映画『凪の島』は公開中