「六本木クラス」平手友梨奈VS早乙女太一、対決シーンの裏側 田村監督が明かす
韓国ドラマ「梨泰院クラス」を竹内涼真主演でリメイクするテレビ朝日系ドラマ「六本木クラス」(毎週木曜夜9時~)8話で、平手友梨奈と早乙女太一による緊迫のシーンの裏側を、チーフ演出の田村直己が語った(※ネタバレあり。8話の詳細に触れています)。
韓国ドラマ「梨泰院クラス」(2020・Netflix)と、舞台を日本に置き換えたチョ・グァンジンのウェブ漫画「六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~」を原作にした本作。かつては警察官を夢見ていた主人公・宮部新(竹内)が、父をひき逃げした龍河(早乙女太一)と、事件をもみ消した龍河の父で巨大外食産業「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂(香川照之)に復讐を誓う。先週放送の7話では、茂の策略により、新が営む居酒屋「二代目みやべ」が立ち退きの危機に。ラストは、新の奇策で再スタートを切った「みやべ」に龍河が現れ、マネージャーの葵(平手友梨奈)をスカウトするところで幕を閉じた。
龍河が手柄を立てるために葵を「長屋ホールディングス」に引き入れようとする密談の場面。葵が「死ぬほど愛している」新の仇を取る重要なエピソードだ。撮影前に、平手に「葵の一番かっこいいところを撮るからね」と伝えたという田村監督。「葵には策があって、急に変わる展開なので『初めは(龍河を)とにかく優しい顔で安心させてほしい。変わった時にはかっこいい表情にしてくれ』と」。一方、早乙女に課されたのは、場所がカフェとあって、物騒な話を周囲に聞かれないようにしながら緊張感を出すというもの。
田村監督いわく平手と早乙女の波長が合ったおかげで、撮影は予想外にスムーズに進んだ。「葵も龍河も濃いキャラクターなので、ともすれば演技過剰になりかねないし、普通はああいう緊迫のシーンは大変なんですけど、そこまでではなかったですね。平手さんと早乙女さんの波長が合い、二人の丁々発止がうまくいった。緊張感があって笑えるし、迫力のあるシーンになったと思います」と自信を見せる。
また本シーンを通じて、葵と龍河について「アウトローなんだけど純粋、という点では似た者同士なのかなという気がしました。平手さんと早乙女さん、お二人とも天才肌のタイプですね」とも分析していた。(編集部・石井百合子)