『スター・トレック』第4弾、監督が降板
人気SF映画『スター・トレック』シリーズ第4弾から、メガホンを取る予定だったマット・シャックマン監督が降板したと、The Hollywood Reporter が独占で報じた。監督は現在、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『ファンタスティック・フォー(原題) / Fantastic Four』を手がけるため、マーベルとの交渉に入っている。
MCUドラマ「ワンダヴィジョン」が高く評価され、Apple TV+で配信される『GODZILLA ゴジラ』モンスター・ヴァースの実写ドラマも手がけるなど大忙しのシャックマン監督。同サイトによると、監督はスケジュールの都合で離脱を余儀なくされたといい、米パラマウント・ピクチャーズは「監督の多大なる貢献に感謝します。我々は次回作のビジョンにとても興奮しており、世界中にお届けできることを楽しみにしています」と声明を発表した。
シリーズ第4弾は2023年12月22日全米公開予定のため、パラマウントは直ちに新監督探しに入ると見られている。プロデューサーのJ・J・エイブラムスは今年2月、撮影は2022年末までに始めたいとパラマウントの投資家向けプレゼンテーションで明かしており、クリス・パイン、サイモン・ペッグ、ザカリー・クイントら主要キャストも続投の方向で進んでいる。
また、シャックマン監督が交渉に入っているMCU版『ファンタスティック・フォー(原題)』は2024年11月8日全米公開。同作はもともと、トム・ホランド版『スパイダーマン』シリーズのジョン・ワッツ監督がメガホンを取る予定だったが、今年4月に降板。マーベル・スタジオは後任候補として、「ワンダヴィジョン」でタッグを組んだシャックマン監督に白羽の矢を立てた。主要キャストなどの詳細は発表されていない。(編集部・倉本拓弥)