back number、朝ドラ「舞いあがれ!」主題歌に決定 メインビジュアル発表
福原遥がヒロインを務める、2022年度後期のNHK連続テレビ小説第107作「舞いあがれ!」の主題歌が、人気バンド・back number の「アイラブユー」に決定。また、同作のメインビジュアルも公開され、タイトル映像の担当も発表された。
本作は、引っ込み思案のヒロイン・岩倉舞(福原)が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生を描く。福原のほか、横山裕、高橋克典、永作博美、赤楚衛二、山下美月、目黒蓮(Snow Man)、高杉真宙が出演し、さだまさしが語り(ナレーション)を担当する。
以前から back number の楽曲を聴いていたという福原は、「心の底からうれしかったです!」と歓喜し、主題歌「アイラブユー」について「さわやかさ、青春、甘酸っぱさ、いろんなものを感じ、きっとこの主題歌がかかった瞬間、皆さまが前向きになれて、気持ちいい朝を迎えることができるんだろうなと感じました! 歌詞からは、大切な人のためだったらどんなにくじけそうになっても強くなれる、そして大切な人に笑顔になってほしい、幸せになってほしい、そんな大きな愛がたくさん伝わってきて、温かい気持ちになりました!」と語っている。
back number の清水依与吏は、本作について「毎朝流れるテレビドラマ。街の弁当屋のマカロニサラダ。自販機で売られているペットボトルのサイダー。コンビニで買ったセロハンテープ。当然のようにそこに用意されているので忘れてしまいそうですが、これらはすべて誰かが時間をかけ、こだわって、頭を抱えて、作り出されたものです。考えすぎて胃が痛くなっちゃった人もいたかもしれない。想いにしても愛にしても、本来形の無いものですが、本当はいつも目にしていて、触れているのかもしれません」とつづり、「『舞いあがれ!』というすばらしいこだわりと愛の塊に、その一部として関われる事をうれしく思います」とコメントしている。
主題歌発表と共に公開されたメインビジュアルのアートディレクターは、國津隼人が担当。福原のポーズは舞い上がる姿をイメージし、その周りにはドラマでも大切なモチーフとなる紙飛行機を配置した。國津は「どうしたらより長く、遠くへ飛ばすことができるか? と創意工夫しながら楽しんだものづくりの原体験と、ドラマのストーリーとのリンクを意識しました。また、ヒロインが周りの人たちの力を借りながら、一緒に上昇していくイメージも重ねています。毎日の朝をすがすがしく軽やかな気持ちで迎えてほしいという願いを込めて、ドラマのストーリーと同様、舞いあがっている様が気持ちのいいさわやかなポスターを目指しました」と制作意図を明かしている。
さらに、ドラマの顔となるタイトル映像は、映像作家の新井風愉が制作。「最初に思ったのは『朝に見て元気が出るタイトルバックにしよう』ということです。五島列島の青空と海を背景に、ひたむきで健気な存在が必死に、でも気持ちよく飛んでいく。そんなイメージが湧いてきました。たくさんのスタッフと一緒に、ひたむきに楽しく、1コマ1コマ誠実に作りました。細かいところにも見どころがあるので、何度も見た後でも発見があるかもしれません。毎朝、主人公・舞と一緒に空を飛ぶ気持ちになってもらえたら、と思っています」と語っている。
これらの作品について、制作統括の熊野律時は「才能あふれる皆さんに、ドラマ『舞いあがれ!』の看板となるすばらしい作品を作っていただくことができました」と自負。「特に毎朝流れることになる、主題歌『アイラブユー』とタイトル映像は、何回見ても発見がある、深い思いが込められたすばらしいものになっていますので、お楽しみに!」とコメントを寄せている。(編集部・入倉功一)
連続テレビ小説「舞いあがれ!」は10月3日から放送