菅野莉央、初の医師役で月9「PICU」出演 吉沢亮の幼なじみ役
吉沢亮が主演を務める、10月スタートのフジテレビ系月9ドラマ「PICU 小児集中治療室」(毎週月曜よる9時~9時54分)の追加キャストとして、菅野莉央が出演することが明らかになった。
PICUとは、小児専門の集中治療室のことで、15歳以下の子供を対象に高度な治療を行う、いわば“子どものためのICU”。本作では、広大すぎるために「大規模なPICUの運営は極めて困難」とされてきた北海道で、駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう/吉沢亮)が、PICU科長・植野元(うえの・はじめ/安田顕)ら先輩医師と共に、PICUの運営と、医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描く。
菅野が演じるのは、武四郎と同じ丘珠病院で小児外科医として働く河本舞(かわもと・まい)。武四郎とは幼い頃から、バスガイドの涌井桃子(生田絵梨花)、救命医の矢野悠太(高杉真宙)と4人でつるんできた腐れ縁だ。サバサバした性格で、武四郎がボケをかますたびに「ダサっ!」「アホすぎっ!」と間髪入れずにツッコむ姉御的な存在。頭の回転が速く優秀だが、まだまだ駆け出しの身分であることは変わらず、時々、ビデオ通話で武四郎と仕事の悩みを共有して励まし合っている。
2歳の頃から子役として活躍し、映画『仄暗い水の底から』(2001)で演じた黒木瞳の娘役などでも知られる菅野は、「西遊記」(2006)、「トレース~科捜研の男~」(2019)、「監察医 朝顔」第2シーズン(2021)などで月9ドラマにゲスト出演。今回、自身初の医師役でレギュラーキャストを務める。
プロデューサーの金城綾香(フジテレビドラマ・映画制作センター)と、演出の平野眞は、「監察医 朝顔」や「SUPER RICH」で仕事をした仲であり、菅野は「お世話になった金城プロデューサーや平野監督と再びご一緒でき、大変うれしく、有り難く思っております。また、月9枠でレギュラーとして参加させて頂けること、そして、初めての医師役ということで背筋が伸びる思いです」と喜びのコメント。「20代後半の等身大の姿で、仕事に悩んだりそれを仲間と分け合ったりしながら、成長していくことを楽しみたいと思っています。また、実際に病院を見学させて頂いたときに、働かれている方々から、プロフェッショナルであるかっこよさと、患者さん一人一人と丁寧に向き合う温かさ、チームとしての連帯感をひしひしと感じたので、そこはきちんと表現できればと思います」と意気込みを語っている。
そんな菅野について、金城プロデューサーは「作品ごとにバックボーンもキャラクターも全く別人に思わせてくださる、変幻自在な方です。お芝居への情熱と、カメラが向けられていなくてもお芝居をし続ける現場への愛情を感じているので、とても信頼しています」とコメント。舞については「武四郎と共に、いろんな場面で彼女が医師として成長していく様も描きたいですし、舞と武四郎と悠太の三人が、性別にとらわれずに爽やかでフラットな友情を築いている様も楽しみにしていただきたいです」と語っている。(編集部・入倉功一)