竹内涼真、バンカー役で刈り上げに 「渾身の瑛ヘアー」
竹内涼真が8日、都内で行われた映画『アキラとあきら』の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、本作が観た人にエールを送るような映画になったことを喜んだ。この日は、ダブル主演の横浜流星、三木孝浩監督も来場した。
本作は、ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズなどで知られる池井戸潤の累計発行部数87万部を突破するベストセラー小説の映画化。父の経営する工場が倒産し過酷な少年時代を過ごした山崎瑛（竹内）と、大企業の御曹司ながら血縁のしがらみに抗う階堂彬（横浜）。同じ名前を持ちながら、生まれも育ちも全く異なる二人が、日本有数のメガバンクでさまざまな試練に立ち向かう。
大きな反響がある中、竹内は「『働いている方にエール（を送るような映画）』みたいな感想はうれしいです」と喜ぶと、「泣ける映画」と言われていることに対しても、「予想外の反応というか、番宣のときに『泣ける作品です』と僕らは言ってないのに、可能性のある広がり方をしているのは作り手としてうれしいです」と感激した。
また、「最近、家族から感想をもらえなくなってきた」と苦笑いする竹内は、主演ドラマ「六本木クラス」の監督やスタッフから「すごくよかった。毎日、仕事を前向きに頑張れる気持になった」と伝えられたことも明かす。とりわけ、監督が「めちゃくちゃテンション上がって現場に来ていた」そうで、「めちゃくちゃうれしかった」と目じりを下げた。
ちなみに、「六本木クラス」ではオリジナル版に寄せたヘアスタイルが話題となったが、『アキラとあきら』でも髪型にこだわり、「渾身のバンカーの髪型。サイドはハサミを使わずにバリカンで刈り上げる、渾身の瑛ヘアー」とアピール。
Q＆Aのコーナーもあり、決断に迷ったときの対処法を問われた竹内は、「自分の居場所をどこに置くことが幸せにつながるかを考える」と返答。さらに、「追い詰められているときは、高校時代のサッカーの監督にものすごい怒られる夢を見る」と打ち明け、会場の笑いをさらった。
続けて、直接話ができて大興奮の女性ファンから「なんでそんなにスタイルがいいんですか？」と尋ねられると、「お父さんの身長が182センチなので、だいぶ遺伝を受け継いでいて感謝しています。ただ、太らないように日々の食事をケアしたり、トレーニングもしています。簡単に維持しているわけではありません」とストイックな一面をのぞかせつつ、「一緒に頑張りましょう」と呼びかけていた。（錦怜那）