川村壱馬、中本悠太＆三山凌輝にサプライズレターで感謝「素晴らしい作品に」

　川村壱馬（THE RAMPAGE from EXILE TRIBE）が9日、丸の内ピカデリーで行われた映画『HiGH&LOW THE WORST X（クロス）』の初日舞台あいさつに登壇し、新たに新メンバーとしてシリーズに参加した NCT 127 の中本悠太（YUTA）と三山凌輝（BE:FIRST・RYOKI）に感謝の手紙をつづった。舞台あいさつには、吉野北人、前田公輝、塩野瑛久、平沼紀久監督、二宮“NINO”大輔総監督も登壇した。

中本悠太に川村壱馬ら共演者たちの笑顔が止まらない！【イベント写真】

　本作は、『HiGH&LOW』シリーズと高橋ヒロシ（高橋の「高」ははしごだか）のコミック「クローズ」「WORST」のクロスオーバー作品として2019年に公開された『HiGH&LOW THE WORST』の続編。川村演じる花岡楓士雄が頭を張る鬼邪高校に、瀬ノ門高校最強の男・須嵜亮（中本）、鬼邪高校を潰すためには手段を選ばない最悪の男・天下井公平（三山）が襲い掛かる姿が描かれる。

　前作から3年の歳月を費やした作品がついに封切りとなった。川村は「撮れそうになると、とん挫という繰り返しのなか、ようやく今日を迎えることができました」と感無量な表情を浮かべると「『HiGH&LOW』のときから支えてくださった皆さんがいたからこそ実現した作品」とシリーズを続けてきた関係者やキャストたちに感謝した。

　そんな繋げてきた輪を、新たなメンバーと共に、さらに大きな輪にしていこうという思いで撮影に臨んだという川村。前日に改めて作品を観たというと「終わったあと、人生へのやる気がみなぎってきました。そういう映画になっています」と自信をのぞかせる。

　川村は、強い思いを込められた作品になったのは、これまでのキャストはもちろん、新たにメンバーとして加わった人たちのおかげだというと、サプライズで中本と三山に手紙を送る。川村は「まず初めに『HiGH&LOW THE WORST X』への出演ありがとうございます」と感謝を述べると「前作は本当に素晴らしい仲間たちとやらせてもらって、助けてもらえたからこそ素敵な作品をつくることができました。今度は迎える側として最高の作品をつくりたいと思っていました」と作品に臨む際の思いを語る。

　そんななか「凌輝や悠太くんがすさまじい熱量と素敵な人柄によって、さらに素晴らしい作品にすることができました」と二人が大きな原動力になったことを明かすと「出会ってからの日数が短くても、繋がれる人は繋がれる。いつもうまくいくことばかりではないけれど、思い出すだけで、どこか安心できるような、力が沸いてくるような存在でいられるように僕も頑張ります。現場はもちろん、プライベートでも仲良く過ごすことができ、この年になって改めて青春を経験しているような大切な思い出ができました」とつづった。

　川村の手紙を読んだ中本は「一番の思い出は壱馬くんと深夜2時ぐらいに音楽室でしゃべったこと。僕も青春を感じる時間でした」としみじみ語ると、三山も「壱馬くんの手紙で、撮影当時が蘇ってきました。とても大変な現場でしたが、監督をはじめ素晴らしいキャストの皆さんと、大きなことを成し遂げたような感覚の作品を作ることができました。前作に泥を塗るようなことだけはしたくないという気持ちで参加したので、少しでも貢献できていればいいなと心から思っています」と熱い思いを吐露していた。（磯部正和）