渡部秀&前野朋哉、滝藤賢一初主演映画のドラァグクイーン姿公開
俳優・滝藤賢一が映画初主演を務める『ひみつのなっちゃん。』で、滝藤と共にドラァグクイーン役を務める、渡部秀と前野朋哉のドレス姿が公開された。また、2023年1月13日の全国公開に先駆け、本作が、映画の舞台となる岐阜県と滝藤の故郷・愛知県で1月6日から先行公開されることが決定した。
本作は、大切な友人・なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーンが、なっちゃんが“オネエ”であることを知らない母親のため、普通のおじさんとして葬式に参列するまでの珍道中を描くハートフルコメディ。滝藤は心優しい主人公・バージン役で主演を務め、先日披露したゴージャスなドレス姿の美しさが話題に。渡部と前野は、バージンと共に旅をする2人のドラァグクイーン、モリリンとズブ子を演じる。
渡部ふんするモリリンは、なっちゃんが営む新宿二丁目の食事処の店子で、涙もろく気弱なクイーン。「仮面ライダーオーズ/OOO」「科捜研の女」への出演で知られる渡部は、セクシーな真紅のドレスを見事に着こなし「この役は僕の役者人生にとって間違いなく大きな分岐点となりました」とコメントしている。
一方、名バイプレーヤーとして活躍する前野が演じるズブ子は、オネエ系タレントとしてお茶の間に親しまれている愛されキャラ。旅路の中で様々な笑いとトラブルを巻き起こす明るさを象徴するような、カラフルでインパクト抜群なドレス姿を披露している。
3人が旅立つきっかけとなる、なっちゃんの母親を演じるのは、「日活三人娘」の一人として数多くの映画でヒロインを演じた松原智恵子。ドラァグクイーン、歌手、ライターなど多彩な活躍で知られるエスムラルダがドラァグクイーン監修を務め、これが初監督・脚本作となる田中和次郎がメガホンを取った。渡部と前野のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
渡部秀(モリリン役)
この度初めてのドラァグクイーン役を演じさせて頂くこととなりました。
なぜドレスを着てハイヒールを履き化粧をして自分を表現するのか、
そこから監修して下さったエスムラルダさんに教わり、一つ一つ積み上げ作り込みました。
この役は僕の役者人生にとって間違いなく大きな分岐点となりました。
舞台となった郡上八幡はとても清らかで心が洗われる様でした。
この作品を通して少しでも多くの方々にこの地の魅力や力強さを感じて頂けたらと思っております。
前野朋哉(ズブ子役)
はじめて、マニキュアを塗ったまま電車に乗って現場に行きました。
それだけで、いつもと違う風景を感じました。
滝藤さん、渡部くん、スタッフの皆さんと『美しさ』を探したひと夏。
スクリーンにしっかり刻まれました。皆さんにお届けできる日を心待ちにしております。