川村壱馬『ハイロー』楓士雄の次はポンコツ“王子様”占い師！『貞子DX』で新境地

　映画『HiGH&LOW THE WORST X（クロス）』（公開中）の花岡楓士雄役で注目を浴びる川村壱馬（THE RAMPAGE from EXILE TRIBE）が、10月28日公開のホラー映画『貞子DX』では180度真逆のポンコツ“王子様”占い師役でギャップを見せている。そんな川村の役者としての新境地が垣間見える場面カットが公開された。

『ハイロー』楓士雄とのギャップ！川村壱馬が天然ナルシストに【写真】

　本作は、現代社会に適応しSNSで拡散される貞子の呪いと、“呪いの方程式”を解明しようとする主人公たちの対決を描く。見た人が24時間後に突然死するという呪いのビデオを見てしまった妹を助けるべく、貞子の呪いに立ち向かうIQ200の天才大学院生・一条文華役を小芝風花、文華が呪いのビデオの謎を解明していく過程で思わぬ助っ人として出会う挑む自称占い師・前田王司役を川村が担う。

　『HiGH＆LOW THE WORST X』では抜群のスピードと強さを持ち、周りからも人望を集める、少年漫画の主人公気質なキャラクターの楓士雄を熱演した川村。『貞子DX』では、天然ナルシストで、息を吐くようにキザな決めセリフを吐いてしまう憎めない王司役に挑んだ。

　王司は、時には悲鳴をあげ、時には文華に掴まって怯え、文華に鬱陶しがられてしまうほど気弱。呪いのビデオを見てしまったという王司は、貞子の呪いにかけられて絶望の淵に立っていた時に、至極冷静な文華に諭されて思いとどまることができたことを恩義に感じており、超絶怖がりながらも文華とともに貞子の呪いの謎を解明するために奔走する。

　川村にとって新たな挑戦となった役どころということもあり、撮影は一筋縄ではいかなかったようだが、木村ひさし監督は、「撮影に入る前にこの役にカッコよさは1ミリもいらないと伝えた。最初は苦労していましたが、理解して思い切って演じてくれました。川村くんの功績は大きい」と川村の本作での活躍を絶賛している。（編集部・梅山富美子）