高杉真宙、ベテラン女優の暴走に一喝「何やってんすか！」
高杉真宙が15日、都内で行われた映画『いつか、いつも……いつまでも。』の公開記念舞台あいさつに登壇し、ベテラン女優の暴走に思わず声を上げた。この日は、関水渚、水島かおり、DJ松永（Creepy Nuts）、江頭勇哉、芹川藍、長崎俊一監督も来場した。
本作は、『西の魔女が死んだ』などの長崎監督によるラブストーリー。海辺の診療所で祖父と一緒に働く医師の俊英（高杉）は、ある日憧れの女性にそっくりな亜子（関水）と出会い胸をときめかせるが、“こじらせ女子”の亜子に振り回され幻滅する。そんな中、同じ家で暮らすことになり、二人の気持ちが揺らいでいく。
高杉は「去年の今頃、キャスト・スタッフ大人数で、いろいろ気を遣う中撮影をしていました。みなさんいいものを作っていくぞ！ という気持ちがあったので、無事にみなさんに観ていただけるのは、当たり前ではないことと理解しているのでうれしく思いますし、作品を届けられたことが幸せです」としみじみ。
家政婦役の芹川は「（関水たちが）いつも笑っていた」と回顧。さらに、関水の笑い上戸ぶりを伝えたい芹川は、自身が男性客しかいないラーメン屋で食事をしていたとき、「レンゲ」を言い間違えて「〇ンゲください」と言ってしまったことを関水に話したというエピソードを披露。
関水が「この話をここでするとは思わなかったです」と驚くと、MCも「ヤバイですよ。その話で関水さんが（〇ンゲで）爆笑していたこととつながっちゃうから」と注意。芹川が「こんな話をすると（関水の）イメージが壊れるから」と吐露するが、反省している様子ではないこともあり、高杉は「何やってんすか！」と一喝。晴れの舞台での下ネタトークに思わず声を上げて、会場の笑いを誘った。
矢沢由美名義で脚本も担当した、俊英の叔母役の水島は、長崎監督から「『月曜から夜ふかし』の街角インタビューでベラベラしゃべるおばさんのように」という役づくりのオーダーを受けたそうだが、「これはライブだな。役づくりもクソもなかった」とぶっちゃけると、本当は出演する予定がなかったことも暴露。
しかし、長崎監督から指名されたため、「急いで（叔母のせりふを）短くしたんですよ。それはわたしの権限なので。そしたら『ふざけんな。元に戻せ』と怒られて」と告白。ここでも暴走トークを展開するベテラン女優に、高杉は笑うしかなかった。
イベント終盤、高杉は「撮影現場もこのような感じで笑顔があふれていました。そんな映画が素敵じゃないわけがありません。劇場を出た時に『自分も小さな幸せを見つけよう』と思ってもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。（錦怜那）