前田敦子、いま愛しているものは「3歳の息子と温泉」
女優の前田敦子が18日、都内で開催された Amazon Original ドラマ「モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~」の完成披露イベントに出席。作品にちなんで、身近で愛するものを聞かれた前田は「3歳の息子と温泉」と回答した。イベントには出演者の水川あさみ、榮倉奈々、伊藤蘭、石橋凌、成田凌、夏帆、ユースケ・サンタマリア、池松壮亮、監督を務めた平柳敦子、廣木隆一、山下敦弘、荻上直子、黒沢清が姿を見せた。
本作は、「ニューヨーク・タイムズ」に掲載されたコラムをもとに、愛にまつわる物語を描いた2019年のドラマ「モダン・ラブ」の舞台を東京に移したオムニバス作品。日本版では実話に基づく7つの物語を通し、忘れかけていた大人の恋心、息子や母親への愛、国境を越えて芽生える愛など、多様な愛が描かれる。
前田は水川とともに、エピソード1の「息子の授乳、そしていくつかの不満」に出演。母乳での育児にこだわるキャリアウーマンの真莉(水川)のパートナーである河野彩を演じているが、完璧主義者の真莉という女性に対して「私も経験者なので、真莉の気持ちが痛いほどわかります」と理解を示す。
そんな前田は、愛にまつわる物語にちなみ「いま身近で愛しているもの」を聞かれると「息子と旅行」と回答。「温泉が好きで、3歳の息子と二人で温泉旅行に行くのですが、息子が『温泉気持ちいい』と言うんです。それが可愛くて」と母親の表情を見せる。
同じ質問に、全編アメリカロケで撮影された「彼は私に最後のレッスンをとっておいた」に出演した池松は「この作品で出会ったロスのクルー」と回答する。池松にとってかなり思い入れがある撮影だったようで「なかなか会うこともできないし、本当に温かいチームに出会えて楽しかったんです。不慣れな海外での撮影で『Earth』という英語のセリフがあったのですが、僕のなかでは言えていたつもりだったのに、50往復ぐらいしたこともありました」とエピソードを披露。
メガホンをとった平柳監督は「池松さんは、本当はすごく自信のある方なのですが、いつもそれを隠しているんです」と明かし、「演出のイメージとしては、ジャパニーズ・ブラッド・ピットになってほしいと思っていましたが、その通りになってくれました」と最大級の賛辞を贈る。その言葉に司会者から「いかがですか?」と聞かれた池松は「どうですかと言われても……」と照れくさそうな表情を見せていた。(磯部正和)
Amazon Original ドラマ「モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~」は10月21日より配信