残虐すぎるホラー映画、“失神&嘔吐する人続出”報道後に興収が大幅増!
全米ボックスオフィス考
先週末(10月21日~10月23日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、公開3週目のホラー映画『テリファー2(原題) / Terrifier 2』が前週比70.4%アップと大幅に興行収入を伸ばした。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル145円計算)
【動画】失神&嘔吐者続出…『テリファー2(原題)』予告編(一部過激描写あり)
『テリファー2(原題)』は、2016年に公開された『テリファー』の続編で、ハロウィンの夜に殺人ピエロ“アート”が蘇り、ティーンの女の子とその弟に襲いかかるというストーリー。あまりの残虐さに、同作を鑑賞して失神・嘔吐する人が続出したと報じられたことで注目度が急上昇し、興収が前週比70.4%アップという驚異的な伸びをみせた。順位も10位→8位→7位とじわじわと上昇しており、25万ドル(約3,625万円)という抑えた製作費で、累計興収511万6,500ドル(約7億4,000万円)を稼ぎ出すヒットとなっている。
初登場1位は、興収6,700万4,323ドル(約97億円)でDC映画『ブラックアダム』。批評家からの評価は低いものの観客の満足度は高く、次週以降も数字を伸ばしていきそう。ジョージ・クルーニー&ジュリア・ロバーツ共演のロマコメ『チケット・トゥ・パラダイス』は手堅く興収1,650万9,095ドル(約24億円)を上げ、2位デビューだった。
そのほかの注目作品では、『トップガン マーヴェリック』が15位で、公開22週目にして初めてトップ10圏外となった。累計興収は全米興収ランキングで歴代5位となる7億1,632万609ドル(約1,039億円)だ。(編集部・市川遥)
10月21日~10月23日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ブラックアダム』
2(初)『チケット・トゥ・パラダイス』
3(2)『スマイル(原題) / Smile』
4(1)『ハロウィン・エンズ(原題) / Halloween Ends』
5(3)『ライル、ライル、クロコダイル(原題) / Lyle, Lyle, Crocodile』
6(4)『ザ・ウーマン・キング(原題) / The Woman King』
7(8)『テリファー2(原題) / Terrifier 2』
8(6)『ドント・ウォーリー・ダーリン』
9(5)『アムステルダム』
10(14)『トライアングル・オブ・サッドネス(原題) / Triangle of Sadness』