清水崇最新ホラー『忌怪島/きかいじま』2023年公開 島とメタバースで描く新たな恐怖
映画『呪怨』「恐怖の村」シリーズなどの清水崇監督が手掛ける最新ホラー映画『忌怪島/きかいじま』(洋題:IMMERSION)が2023年に公開されることが決定し、おぞましく不気味な海外版ビジュアルが公開された。
『呪怨』でJホラーブームを牽引し、近年は『犬鳴村』などの「恐怖の村」シリーズを発表し続けている清水監督。新作ホラー『忌怪島/きかいじま』では、話題のメタバースの世界を表現。舞台は島となり、VR研究チームに次々と降りかかる不可解な死と謎、解き放たれた「赤い女」の怨念、真っ赤に染まる島の恐怖が、現実と仮想世界の間で描かれるという。
今回の新作情報は、1日から6日まで、米サンタモニカで開催される、世界最大の映画マーケットのひとつ「アメリカン・フィルム・マーケット」(AFM)で発表されたもので、洋題のIMMERSIONは「没入感」を意味する言葉。“閉ざされた”島と“開かれた”メタバース。相反する世界が合わさった時、地獄の扉が開かれる。
公開されたビジュアルは、朽ち欠けた赤い鳥居に磔にされた、謎の「赤い女」の姿が描かれた、メタバースのイメージからかけ離れた不気味な仕上がり。血だらけでこちらを睨んでいる「赤い女」は、どのようにメタバースに関わっていくのか。このおぞましいイメージは、現実なのか仮想世界のものなのか。『呪怨』とも「恐怖の村」とも違う、かつてない恐怖が描かれることになりそうだ。(編集部・入倉功一)