バットマン声優ケヴィン・コンロイさん、がんで死去 66歳
DCの人気ヒーロー・バットマンの声優として知られるケヴィン・コンロイさんが現地時間10日、がんのため亡くなった。66歳だった。DCが公式サイトで発表した。
1955年11月30日米ニューヨーク州生まれのケヴィンさんは、舞台から役者の道を歩み始めると、1992年にテレビアニメ「バットマン」で主人公・バットマンの声優に抜てきされる。その後、『バットマン/マスク・オブ・ファンタズム』(1993)、「バットマン ザ・フューチャー」(1999~2001)、「バットマン ゴッサムナイト」(2008)、『バットマン:キリングジョーク』(2016)といった多数の作品でバットマン役を担当。アローバースの海外ドラマ「クライシス・オン・インフィニット・アース 最強ヒーロー外伝」(2019)では、実写版バットマンとしてゲスト出演を果たした。
ケヴィンさんの訃報を受け、アニメ作品でバットマンの宿敵ジョーカーの声を担当するマーク・ハミルさんが声明を発表。「彼は地球上で最も大好きな人の一人。兄弟のように愛していました。周りの人々を心から気遣い、その品の良さは全ての作品で輝いていました。彼は数世代にわたって真のバットマンでした。彼がいなければ、私は(ジョーカーを)演じることはできなかった。彼はこれからも私のバットマンです」と故人を偲んだ。(編集部・倉本拓弥)