新田真剣佑、海外で本格始動 2023年は発信の年
俳優の新田真剣佑が出演するドラマシリーズ「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」(ディズニープラスで2023年冬独占配信)の制作が、昨年11月末にシンガポールで開催された「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」で発表された。海外に拠点を移した新田が現地でインタビューに応じ、作品の魅力や2023年の抱負を語った。
【動画】実写&アニメーションの融合!「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」特別映像
「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」は、現実世界とドラゴンが棲む世界を実写&アニメーションで描くファンタジーアドベンチャー。中島セナが現実世界で生きる女子高生ナギを、奥平大兼が異世界に棲むドラゴンライダーの少年タイムを演じる。
新田が担当するのは、タイムが憧れるドラゴンライダー・アクタ。「それぞれの世界での立ち位置の違い、ギャップや落差が面白い」とキャラクターを表現すると、「詳しくはお話できないのですが、現実世界に行くと全く違う人生になってしまうところに、すごく惹かれました」と語る。
作品全体の監督を務める萩原健太郎とは、映画『サヨナラまでの30分』(2020)でタッグを組んでいる。「完全オリジナルなので、萩原監督とは一から全部話し合いました。アクタはどういう衣装がいいのか、髪型や目の色も二人が納得するものに決めています。本作のように原作が存在しない、自由な部分がある程度多い作品も面白いなと思いました」
本作は、ディズニープラスによる日本初の完全オリジナルファンタジー。「セットの隅々まですごく凝っていて、監督はこの作品のためにかなり時間を費やしてきたことが理解できました」と作品のスケール感に驚きを隠せなかったという新田。「ドラゴンライダーが棲む世界では、全く新しい言語を取り入れています。東京大学の教授も携わっていて、私も教わりました。本作のために独自の言語を考えたりと、製作陣の気合がすごく伝わってきました」
「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」では本作に加えて、田中泯と新田が初共演するオリジナルドラマ「House of the Owl(原題)」も発表された。2023年はこの2作品のほか、新田が主演を務める人気漫画「聖闘士星矢」のハリウッド実写版『ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック』の公開も控えており、海外での活動も本格化していく。数多くの作品が全世界に配信される2023年、新田自身にとってどんな一年となるのか?
「日本にいない期間が13か月ありました。その期間で『自分はこのような挑戦をして、こんなに素晴らしい経験をしてきたんだ』ということを、日本に発信する年だと思っています。それを世界がどのように受け止めるのか。日本のみなさんの反応も今から楽しみです」(取材・文:編集部・倉本拓弥)