『アバター』ナヴィ族、第5弾で地球来訪の可能性 プロデューサーが示唆
映画『アバター』シリーズに登場する先住民ナヴィ族が、シリーズ第5弾で惑星パンドラを飛び出し、地球を訪れる可能性があることを、プロデューサーのジョン・ランドーがio9に明かした。
【画像】水の表現がすごい!『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
『タイタニック』などのジェームズ・キャメロン監督が手がけた『アバター』(2009)は、神秘の星パンドラを舞台に、先住民ナヴィと人間(スカイピープル)の攻防を描いたSF超大作。13年ぶりとなる続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(公開中)は、舞台を森から海へと移し、主人公ジェイク(サム・ワーシントン)とその家族の新たな戦いがつづられる。
シリーズは全5部作であることが判明しており、第3弾が2024年12月20日、第4弾が2026年12月18日、第5弾が2028年12月22日に全米公開を予定している。ランドーは「これはジム(キャメロン監督)が少しだけ話してくれたことなのだが、(第5弾には)ストーリー上、ナヴィ族が地球へ行くセクションがある。そこで、ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)は地球が現在どうなっているかを目撃することなる」と明かす。
1作目では、パンドラに眠る鉱物採掘を目的とするRDA社(資源開発公社)がナヴィ族を襲った。キャメロン監督は、人間が必ずしも悪い人ばかりではないことをネイティリに目撃させたい意図があるそうで、ランドーは「RDAが地球そのものを象徴しているわけではない。それぞれの人生が自ら下した選択で決まるように、全ての人間が悪いわけではないし、全てのナヴィ族が味方ということでもない。それが地球というもの。私たちはそれをネイティリに提示したい」と説明した。
現状第5弾が完結編となるが、キャメロン監督は『ウェイ・オブ・ウォーター』の興行成績次第では、シリーズを第3弾で打ち切る覚悟があるという。最新作の製作費は、ハリウッド史上最高クラスの3億5,000万ドル~4億ドル(約490億円~560億円)と言われており、元を取るためには歴代3位(『タイタニック』22億164万7,264ドル・約3,082億円)か4位(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』20億6,952万1,700ドル・約2,897億円)の興行収入を上げる必要があると The Hollywood Reporter に明かしている。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル140円計算)(編集部・倉本拓弥)