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「鎌倉殿の13人」梶原善が一人三役!『大名倒産』追加キャスト7名発表

上段左から高田延彦、勝村政信、梶原善、キムラ緑子、下段左からヒコロヒー、藤間爽子、石橋蓮司
上段左から高田延彦、勝村政信、梶原善、キムラ緑子、下段左からヒコロヒー、藤間爽子、石橋蓮司 - (C)2023映画『大名倒産』製作委員会

 浅田次郎の時代小説を神木隆之介主演で実写映画化する『大名倒産』(6月23日公開)の追加キャスト7名が発表され、昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の暗殺者・善児役で注目を浴びた梶原善が一人三役に挑むことが明らかになった。発表されたのは、梶原のほかキムラ緑子高田延彦(※高は「はしごだか」が正式表記)、藤間爽子ヒコロヒー勝村政信石橋蓮司

【画像】大河ドラマで反響呼んだ善児

 本作は、ひょんなことから庶民から越後丹生山藩・第十三代藩主となった松平小四郎(神木隆之介)が、借金返済か切腹か、藩の命運を託され奔走する物語。丹生山藩は、25万両、現在の価値で100億もの借金を抱えていた。先代藩主の父・一狐斎(佐藤浩市)は、藩を救う策として小四郎に藩の計画倒産(=大名倒産)を命じるが、実は小四郎に全ての責任を押し付け切腹させるのが狙いだった……。監督は『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』などの前田哲

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 これまで主人公・松平小四郎を演じる神木のほか、杉咲花松山ケンイチ小手伸也桜田通小日向文世宮崎あおい(※崎は「たつさき」が正式表記)、浅野忠信、佐藤浩市の出演が決定しているが、新たに7名のキャストが発表。

 梶原が演じるのは、丹生山藩の付家老・天野大膳、その弟の中膳、小膳の三役。梶原は「僕は今回、大膳、中膳、小膳の3役演じさせていただきました。小膳のシーンで“大きなお寺を駆け巡って殿の元へ行く”というシーンがあったのですが、そのシーンは、ほんとに何回も撮影をしました(笑)。由緒正しき御寺をいくつも使用して撮影させて頂く機会もそうないので、全体を通して楽しく芝居をすることができました。皆さん共演することが多い方ばかりだったので、和やかに時間を過ごせて、幸せな時間となりました。その楽しさや雰囲気は、きっと映画の中でしっかり伝わっているかと思いますので、ぜひ楽しみにしていて頂けますと嬉しく思います」と撮影を振り返っている。

 金貸業を行う大坂の豪商・天元屋のタツ役にキムラ緑子。幕府の実力者と名高い旗本・小池越中守(こいけ・えっちゅうのかみ)役にプロレスラー、タレントの高田延彦。その娘で松山ケンイチ演じる新次郎と恋仲であるお初(おはつ)役に日本舞踊家、女優の藤間爽子。小手伸也演じる橋爪佐平次の妻・しの役に、お笑い芸人のヒコロヒー。丹生山藩の大名倒産疑惑を疑う江戸幕府の老中・板倉周防守(いたくら・すおうのかみ)役に勝村政信。幕府の老中首座・仁科摂津守(にしな・せっつのかみ)役に石橋蓮司。

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 キムラ緑子、高田延彦、藤間爽子、ヒコロヒー、勝村政信、石橋蓮司のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

キムラ緑子

 撮影はとても楽しかったです! 騒いでいる間に終わったという感じです。佐藤浩市さんと石橋蓮司さんは初共演でしてあの狭い空間でお二人とセリフを交わすことができたことがうれしかったです。奇想天外で、前田監督の発想はどこまで飛んでいくんだろうって楽しみな気持ちになりました。楽しい作品をお届けできるのではと思っています。私自身も楽しみにしている作品なので、どうぞ楽しみに待っていてください。

高田延彦

 今回のお話を頂いた時は、“えっ!なんで俺?”って感じでした。芝居経験の少ない私ですが、現場の皆さんが非常に親切でムードも居心地も良く、お陰様で楽しく気持ち良く撮影に臨むことが出来ました。このような素晴らしい作品に参加させていただき、せっかく多くの方々に観て頂くんだから、是非一挙手一投足を吟味していただきたいです。豪華キャスト陣 (私を除いた)が演じる、切り口斬新なシン時代劇を是非楽しんでください。

藤間爽子

 初めての時代劇映画、しかも憧れだった京都太秦での撮影だったので、胸が高鳴りました。前田組にも初参加ということでとても嬉しかったです。新次郎とお初の出会いの回想シーンは、とてもロマンチックなので是非注目していただきたいなぁ(笑)。あとは皆さんキャラが非常に濃く、個性溢れる人物がたくさん登場すると思うので、そこも注目して見て頂きたいです。暗い気持ちも吹っ飛ばしてくれる、とても明るくあたたかい映画だと思います。初めて台本を読んだ時、自分に正直に生きる人々にとても魅力を感じました。そんな風に生きることが難しい今ですが、この映画を見てなにか感じて頂けたら嬉しいです。

ヒコロヒー

 しのは、大変そうな役だなあと思いましたが、旦那さんの小手伸也さんをはじめ、全役者陣が凄いので、ついていったらなんとかなるのかなとぼんやり思いました。赤子を抱きかかえながら、小手さんと手を握り合うシーンをぜひ観て頂きたいです。スケベでした。神木くんと杉咲花ちゃんがとてつもなく爽やかです。忠信先輩がとっても渋いです。小手伸也さんは鬼ダンディです。是非お楽しみください!

勝村政信

 今回、老中を演じました。撮影入る前に、前田監督と役作りについて色々話しました。例えば、普段メイクで、こんなに眉を太く描くことはありませんが、真面目そうだけど何か怪しげな含みを持たせたり、強めの正義感で逆に怪しさを強調したりと、楽しみながら、役を膨らませていただきました。型破りな時代劇です。今までの時代劇とは一味違う、作品になるでしょう。ぜひ楽しんでいただければと思います。

石橋蓮司

 前田監督とは初めてだったので、どういう世界になっているのか、どういうキャラクターを望まれてるのかということが分かるまでは、なかなか緊張しましたが、わかってしまえば気心知れて楽しくやらせてもらえました。主演の神木君とも今回初めてでしたが、年齢差がありながらもいろいろとコミュニケーションが取れたので良かったなと思ってます。楽しい映画になっていると思います。ぜひ十分に味わっていただきたいなと思っています。

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