どうする家康“テルマエ信玄”わずか1分の登場も話題沸騰 衣装にもツッコミ
大河ドラマ「どうする家康」(NHK総合ほか)で「ローマ人のようだ」と話題沸騰の阿部寛演じる武田信玄。22日に放送された第3回も約1分程度の短いシーンにもかかわらず、SNSを大いに沸かせた。
松本潤演じる徳川家康の生涯を描く本作で、上杉謙信を演じた「天地人」(2009)以来14年ぶりに大河ドラマ出演を果たした阿部。本作で演じる甲斐・信濃国主・大名の武田信玄は、家康に戦国を生き抜く厳しさを知らしめる役どころ。剃り上げた頭にきりりとした眉、髭をたくわえた強烈なビジュアルが話題となり、大ヒット映画『テルマエ・ロマエ』(2012・2014)で阿部が演じた古代ローマの浴場設計技師ルシウスを彷彿とさせると語り草になっている。
第3回では松平軍が織田に立ち向かうも大敗が続き、困り果てた元康(松本)は家臣の提案により今川義元(野村萬斎)と絆の強かった武田信玄に助けを求めることに。しかし、信玄は「今川家臣の分際で主君の頭を越え、わしに話しかけるとは……」と一蹴した。
登場するなりSNSでは「テルマエ信玄」「ローマの風が吹いた」「圧が凄すぎる」「そのうち温泉のシーンが出てきそう」など“ローマ”を巡るつぶやきであふれ、また衣装もトーガ(※古代ローマ人が着用した上着)そっくりだという声も目立った。
ちなみに、『テルマエ・ロマエII』のワールドプレミアがイタリアのナポリで行われた際、映画を鑑賞した100人以上のイタリア人が、北村一輝、宍戸開、市村正親ら顔の濃い出演者の中で阿部を「作中で古代ローマ人が最も似合う俳優」として選んだ。(編集部・石井百合子)