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「舞いあがれ!」舞との関係は?赤楚衛二“貴司”が醸し出す等身大の魅力

(C) NHK

 現在放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」が第18週に突入。貴司(赤楚衛二)の演技や撮影裏の様子について、制作統括を務める熊野律時チーフ・プロデューサーが明かした。

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 連続テレビ小説の107作目となる「舞いあがれ!」は、1990年代から現在を舞台に、岩倉舞が大空に舞いあがるという夢に向かっていく姿を描く物語。ものづくりの町である東大阪や航空学校でさまざまな人との絆を育み、空への憧れを形にしていくヒロインの舞を福原遥が演じている。

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 第17週では、古本屋・デラシネで短歌を作り続けていた貴司(赤楚)が、舞の助けも借りながら短歌の芥川賞と言われる長山短歌賞に作品を応募。見事に受賞を決めた。第18週でも引き続き、二人の関係については本人たちよりも周囲の方が気になる様子を見せている。そんな二人の関係性について、熊野はこう語る。

 「時間的には4年が経って、デラシネという貴司の新しい居場所ができました。以前は貴司が遠くにいるという状況で、たまに会うという関係性だったのが、近所にいるということで、ちょくちょく舞も訪ねて来て二人の過ごす時間が増える。二人の関係性も時間の経過の中、少しずつ変化して来ています」

 そんな貴司を演じる赤楚は、撮影を楽しみながらやっているという。「本当にリラックスされています。撮影に来るのがすごく楽しいみたいです。貴司としてデラシネでのんびりしている感じも赤楚さんの感覚にも合うようで、非常に楽しんで貴司を演じていただいている」と明かす。

 「登場人物の普通の日常みたいなものをこれだけ長く演じるのは珍しい体験だそうです。自分の中に貴司というキャラクターが染み込んでいっている感じがして、『すごく新鮮で楽しい』とおっしゃっていました」

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 福原と赤楚の撮影中の雰囲気も良好のようだ。「たわいもないおしゃべりをしながら、すっとお芝居をやっていくみたいな感じ。お互いに長くやっているので、舞と貴司というキャラクターも自分たちの中にちゃんと入っている。今の二人だとこんな感じかなというふうに、お互いキャッチボールをしながらリラックスして演じてくれている感じです」と紹介。

 舞の人間像も今週にかけて変化し、母のめぐみ(永作博美)のような人としての強さが滲み出てくる。「舞もIWAKURAでの仕事を自信を持ってやっていけるようになってくる。当然、舞の雰囲気も前よりも落ち着いて芯の太い女性に変化していています。福原さんもそんな大人の女性として成長していく舞の成長を踏まえた上で、今の舞をうまく演じてくれています」

 “座長”としての福原の現場での在り方についても、熊野は絶賛する。「最初からずっと、柔らかい雰囲気で、みんなと仲良くしながら楽しく現場を盛り上げてくれている。そこがすごいな、と。疲れもあるはずだし、撮影も大変なはずなのですが、現場では常に明るく和やかにして雰囲気を作っている。座長としては、いわゆるみんなを仕切るというスタイルではないけれど、途中から参加するキャストのみなさんも『やりやすい』とおっしゃる。まさに福原さんのお人柄だと思います。その中で舞としてのお芝居をうまく積み重ねてくれて、舞の変化を丁寧に演じていたけている。ヒロインとして素晴らしい形でやっていただけているなと思います」と話していた。

 福原と赤楚という演者たちの人柄もどことなく感じられる愛すべき二人のキャラクター。果たして今後、舞と貴司がどのような行く末を見るのか? 目が離せない。(取材・文:名鹿祥史)

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