「キングオージャー」ブラック・佳久創は元ラグビー選手の32歳 「ドンブラ」雉野からのバトンつなぐ
スーパー戦隊シリーズ第47作「王様戦隊キングオージャー」（テレビ朝日系・3月5日スタート）の制作発表会見が14日に配信され、俳優の佳久創（かく・そう／32）がハチオージャー／カグラギ・ディボウスキを演じることが発表された。新戦隊のブラックに決定した佳久は、「スーパー戦隊シリーズといえば、若い子が選ばれやすいイメージがありますが、僕は今年で33歳なんです」と笑うと、「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のキジブラザーの流れを継いでいると思うので、しっかりバトンを受け取って次につなげたい」と意気込みを語った。
王様と昆虫がモチーフの「王様戦隊キングオージャー」は、5つの国を統治する王様＆お姫様がキングオージャーに変身し、昆虫型機械生命体「シュゴッド」と共に悪に立ち向かうファンタジー作品。佳久ふんするハチオージャー／カグラギ・ディボウスキは、農業の国「トウフ」の殿様。ニコニコしながら嘘をつく、二枚舌三枚舌の男性で、平和のためなら汚い手を使うこともいとわない、平和至上主義の腹黒殿様だ。
今年で33歳になる佳久は、間もなく最終回を迎える「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」に登場する33歳で妻帯者という設定のキジブラザー／雉野つよし（鈴木浩文）に触れ、「キジブラザーの流れを受け継いでいる役かなと思っています。スーパー戦隊シリーズの30代の流れを作っていけるように、しっかりとバトンを受け取って、次につなげていきたいです」と語る。
「33歳になるという年齢なので、まさか自分が選ばれるとは思っていなかった」と心境を明かした佳久。オーディション合格の知らせを聞いたのは、マネージャーから呼び出された喫茶店だった。「普段電話で呼び出されるなんてことはなかったので『これは合否の結果なんだな』とワクワクしながら行ったのですが、30～40分ぐらい世間話しかしないので『あ、違うんだ』と思ったんです。そうしたらサプライズで合格と言われて、なんて表現したらいいかわからなかった」と述べると、「小さい頃から観ていたシリーズだったので、そこから時間をかけて実感が湧いてきました」と念願だったスーパー戦隊作品への出演を喜んだ。
佳久といえば、プロ野球元中日ドラゴンズの投手として活躍した郭源治の息子で知られ、自身も元社会人ラグビー選手という経歴を持つ。ただですら見栄えのする大きな体躯だが、靴の下に下駄がついた独特の衣装は、相当なインパクトを与える。劇中衣装で登壇した佳久は、「僕は体を動かすことが大好きなので、アクションを披露する場面があれば頑張りたい」と放送開始に向けてアピールしていた。（磯部正和）