染谷将太「教場0」で月9初出演!初共演の木村拓哉とバディ
染谷将太が、木村拓哉主演の4月クール月9ドラマ「風間公親-教場0-」(フジテレビ系、毎週月曜夜9時~)に出演することが27日、明らかになった。染谷が演じるのは、刑事指導官・風間公親(木村拓哉)とバディを組む新人刑事。子役時代から活動し、キャリアの長い染谷だが月9ドラマへの出演は初。主演の木村とも初共演となる。染谷は木村の印象について「あの木村さんのたたずまいに自分はどう立ち向かって行こうかというのを、今すごく考えていますし、緊張と楽しみが入り交じっています。木村さんであり風間さんを前にして、自分から何が出てきて、どうなっていくのかというのは、ものすごくドキドキしています。おもいっきり飛び込んで行きたいと思います」とコメントしている。
原作は、長岡弘樹の累計130万部を突破する「教場」シリーズ。主演・木村拓哉、脚本・君塚良一、演出・中江功により2020年と2021年に新春SPドラマとして放送され、月9ドラマ版では「教場0 刑事指導官・風間公親」「教場X 刑事指導官・風間公親」を原作に、風間(木村)が新人刑事の教育に刑事指導官として当たっていた時代を描く。これまで木村のほか新垣結衣、北村匠海の出演が発表されている。
染谷が演じる中込兼児(なかごめ・けんじ)は、所轄署の強行犯係に所属していたが、被疑者に対する暴力や素行の悪さが原因となり、県警捜査一課の“風間道場”への異動を命じられた刑事。常にイライラしており、捜査現場でたばこを吸うなど態度が悪い中込はまわりの警官に対しても威圧的な態度を取る。その態度は風間に対しても変わらず、風間からの質問に対しての生意気な態度や返事、さらには舌打ちまでする始末。まわりの刑事が中込を注意するが、風間は中込に対してあくまで刑事としての能力を問う。
刑事としての熱意や野心が感じられない中込だが、自宅では妻と母との3人暮らし。母は若年性認知症になっており、妻と2人で介護していた。息子のことも忘れている認知症の母の介護に疲弊しきっており、そのストレスのせいか仕事中も常にイライラしている。やがて中込は風間に家庭で抱えている問題、所轄署時代に行ってきた問題行動について調べ上げられるが、そのなかで中込が心の奥深くに追いやっていた過去のトラウマをも風間に見抜かれていく。
映画『ヒミズ』(2012年)で第68回ベネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞を日本人として初受賞。近年は、2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で主人公・明智光秀の主君となる織田信長を演じ、話題を呼んだ。現在、声優を務める新海誠監督のアニメーション映画『すずめの戸締まり』が大ヒット中、ドラマ「ブラッシュアップライフ」が放送中だ。7歳から子役として活躍し、俳優としてのキャリアは20年以上になる染谷だが、月9枠への出演は初。染谷は「子役をやっていた時も出たことがなかったので、大人になって、しかもこんなにすてきな座組で、すてきな役で参加できるのは本当にうれしいです。初月9が木村さんとの初共演というのはすごく光栄です」と喜びを語っている。
プロデュースの渡辺恒也は、染谷演じる中込について「今作の“5人の新人刑事”の中でもある意味もっとも“人間くさい”キャラクター」だと言い、「実はずっと前から、この教場シリーズの中で染谷さんといつかご一緒したいと思っていたので、今回のオファーが実って念願が叶った思いです。染谷さんがその表現力で中込という役をどう演じ、また風間指導官に対してどのようにぶつかって行くのか、私たちも今から楽しみでなりません」と期待を寄せている。
染谷、プロデュース・渡辺恒也のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
染谷将太
・今作への出演オファーを受けた時の率直な感想は?
「ポスター撮影をしているときにも“ドッキリの看板を持った人が現れるんじゃないか?”と思うくらい驚いているとともに、『教場』は見ていた作品で、好きな作品だったので、そこに参加できて本当にうれしいです」
・意外にも今作が月9ドラマ初出演となることについて
「子どもの頃からずっと知っている枠なので、自分が出させていただけるというのはすごくうれしいです。子役をやっていた時も出たことがなかったので、大人になって、しかもこんなにすてきな座組で、すてきな役で参加できるのは本当にうれしいです。初月9が木村さんとの初共演というのはすごく光栄です」
・初共演となる木村拓哉さんの印象、風間とのバディのシーンを演じることについて
「あの木村さんのたたずまいに自分はどう立ち向かって行こうかというのを、今すごく考えていますし、緊張と楽しみが入り交じっています。木村さんであり風間さんを前にして、自分から何が出てきて、どうなっていくのかというのは、ものすごくドキドキしています。おもいっきり飛び込んで行きたいと思います」
・今作で演じる中込兼児はどのようなキャラクターですか?
「すごく魅力的な役だなと思っています。自分が持っているトラウマからくる弱さ、その負の感情から攻撃性が高い人間になっているのですが、そんな人間がどう成長して、殻を破っていくのか。そういった人間だからこそ、風間さんと出会って、人間性をあぶり出されたときに大きく変わることができるのだと思っています。闇が深い人間でもあり、自滅的でもある、すごく繊細な人物だなと思っているので、丁寧に演じたいと思っています」
・放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへのメッセージ
「ミステリーとしてものすごく面白いです、そして見ている皆さんの心のヒダに、ものすごい熱量で触れてくる“感情”が描かれていると思っています。登場する刑事側、被害者側、加害者側の交錯する感情のどれかが必ず視聴者の皆さんの感情を揺さぶるはずです。表面的に感動するとかそういうことではなく、皆さんが心の奥深くで思っていたことや眠っていた感情に触れてくる、そんな作品になっていると思っていますので、楽しんで見ていただけたらうれしいです」
プロデュース 渡辺恒也(フジテレビ編成部)
「中込兼児は、今作の“5人の新人刑事”の中でもある意味もっとも“人間くさい”キャラクターです。常にいらだっていて、風間や他の刑事に対しての態度や言葉遣いは決して良いとは言えず、“なぜこんな奴が風間道場に?”と疑問を持たれるような刑事なのですが、彼のバックグラウンドや生い立ちの中にある事実が風間によって見抜かれていくにつれて、とても人間的な魅力にあふれた人物だと感じられるのではと思います。染谷将太さんは、これまでもさまざまな作品で多種多様な役柄を演じられてきて、その度にどこか見る人の心に爪痕を残すような演技で、その役自体を進化させてくれるような、稀有(けう)な役者だと思っていました。実はずっと前から、この教場シリーズの中で染谷さんといつかご一緒したいと思っていたので、今回のオファーが実って念願が叶った思いです。染谷さんがその表現力で中込という役をどう演じ、また風間指導官に対してどのようにぶつかって行くのか、私たちも今から楽しみでなりません。ご期待ください!」