高橋恭平は根が真面目！『千輝くん』プロデューサー称賛の立ち振る舞い
映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』（公開中）で、映画単独初主演を務める高橋恭平（なにわ男子）の魅力を、本作の田渕みのりプロデューサーが明かした。
本作は、亜南くじらによる同名人気コミックが原作。陸上部のエースで学校イチのイケメン・千輝彗（高橋）に提案され、“片想いごっこ”をすることになった真綾（畑芽育）の恋愛模様が描かれる。実写化にあたり、田渕プロデューサーは「原作の千輝くんは、背が高く誰もが認めるイケメンで、そこは大切にしたい」と考えていた。
高橋のことは、2018年、なにわ男子が出演していた関西ジャニーズJr.のコンサートで初めて生で見たといい、「小顔で少女漫画の主人公にぴったりのビジュアルのメンバーがいるなぁ……」と気になっていたという。「その後、バラエティーなどで、かっこいい容姿に対してトークがかなり天然で面白いギャップの塊であることを知りました。千輝くんは、ヒロインには甘いけれどほかの人には塩対応で、なにを考えているかわからない、少し捉えどころのないキャラクターですが、高橋さんも面白トークを封印している時は、少しミステリアスな印象があり、その点でもぴったりだと思いました」と起用した理由を明かす。
本作の撮影では、高橋の魅力をあらためて感じたそうで、「たくさんありますが、一番は人間力でしょうか。周りの人を巻き込む力があると思います。ご本人はよく『人見知り』とおっしゃっていますが、本作の撮影現場でキャストが仲良くなり、よい雰囲気の中で撮影できたのは、間違いなく高橋さんの頑張りだと思います」と主演としての立ち居振る舞いを称賛し、「普段は天然で面白いおふざけキャラですが、根はすごく真面目で、決めるところは一発でビシッと決めるところがすごいです。体力的にも大変だった陸上シーンの撮影も、弱音ひとつはかずにやり切り、その成長ぶりと根性を陸上監修の先生が褒めていました」というエピソードも。
さらに、「最初は、言いなれないキュン台詞の連続にどうしても照れが入ってしまっていた高橋さん。新城監督から『照れないで！』と言われていましたが、後半になるにつれて、自信も出てきたのか、堂々と千輝になりきっていました」と撮影の様子を振り返る。
また、「撮影は初夏に行われ、全編を通して新緑の美しさも堪能いただけると思いますが、撮影現場は雨と虫との闘いでした。ある日、撮影中に強くなってきてしまった雨を見て、謎の呪文を唱え始めた自称・晴れ男の高橋さん。本当に雲の隙間から日が差して、雨が弱まり、スタッフからも晴れ男を認められていました」と“晴れ男”ぶりを発揮していたという。
ちなみに、高橋と真綾役の畑は、虫が大の苦手。「胸キュンシーンでは虫と格闘する二人の姿がよく見られました。特に、千輝が休日に走り込みをする公園での膝まくらのシーンや、お寺での片想いごっこデートのシーンでは、カットがかかる度、悲鳴が上がっていました」と胸キュンシーンの撮影裏の苦労も明かしていた。（編集部・梅山富美子）