スター・ウォーズ実写ドラマ「マンダロリアン」浮世絵ビジュアル公開!マンドー俳優も感激
Disney+(ディズニープラス)で新シーズンの配信がスタートした、『スター・ウォーズ』の実写ドラマ「マンダロリアン」の世界観を浮世絵で表現した、ルーカスフィルム公認による2種類の特別ビジュアルが公開された。
エピソード6にあたる『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』の5年後を舞台に、一匹狼の賞金稼ぎマンドーことディン・ジャリンと、強いフォースを秘めた子供グローグーの旅を描く本作。2019年のスタート以来、理想の『スター・ウォーズ』として人気を集め、シーズン1とシーズン2、そしてスピンオフドラマ「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」を通じて、二人が親子のような絆で結ばれていく様子が、濃厚なドラマと興奮のアクション満載で描かれた。
そんなドラマの世界観を、現代の浮世絵師TAKUMIが特別ビジュアルで表現。これまでもマーベル公式ライセンスアートとして、アイアンマン、マイティ・ソー、キャプテン・アメリカなどを和テイストへと昇華させてきたTAKUMIが、浮世絵ならではの繊細なタッチと表現で、マンドーとグローグーを描いた。
TAKUMIは「長く『スター・ウォーズ』ファンである私にとって『マンダロリアン』シリーズは真の最高傑作の一つです。物語性やコンセプトを通した日本文化への深いオマージュの数々を日本人として嬉しく思うと同時に、現代の浮世絵を担う者として今回のオファーを頂けたことを大変光栄に感じています。本作品に相応しい作品を創り上げていくという使命感で今も胸が高鳴っています」と喜びを語る。
ドラマの配信がスタートしたころから「浮世絵として書いてみたい構図を沢山思い描いてきた」というTAKUMIは、さらに「広い意味では2年近く構想を練ってきたことになります。“武者絵”にコンセプトを決めてからは10日間ほど不眠不休で筆を走らせましたね(笑)。原作のキャラクターデザインの持つ魅力を活かしつつ、日本古来の装備や服飾に変換しているところにも注目いただければと思います」と並々ならぬ熱量で作品に取り組んだことを告白している。
どちらのビジュアルも、腕の中で大切にグローグーを抱きかかえたマンドーを描いた、壮大な物語を予感させる仕上がり。マンドー役のペドロ・パスカルは、このビジュアルに「僕が日本語を話せたら、これがどれだけ美しいかを日本語で伝えられるのに……。本当にありがとうサンキュージャパン!」と絶賛のコメントを寄せている。
マンドーも属する戦闘集団マンダロリアンの行動指針となる合言葉「我らの道」がタイトルになっている「THIS IS THE WAY」(画像左)は、鬼気迫る戦いの姿を“武者絵”の構図で躍動感満載に表現。TAKUMIは「背中のジェットパックから出る炎や炸裂する効果線などは、当時の武者絵の画期的な特色である鮮やかな色彩と強いコントラストで表現し、現代に甦る“武者絵”としてダイナミックに仕上げました」と解説。そして、マンダロリアンとグローグーの“二つの一族”を意味する「CLAN OF TWO」(画像右)は、武者絵の“構え”構図、歌舞伎界の“見栄切り”を参考に二人の絆を描いたもので、「タトゥイーンの太陽を、描かれた人物の思いを表現する浮世絵の伝統技“小窓”と見立て、 CLAN OF TWO のシンボルを刻んでいます」と語っている。(編集部・入倉功一)
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