大西流星のチャーミングさを封印!『わたしの幸せな結婚』P語る起用理由
映画『わたしの幸せな結婚』(公開中)で、皇子・堯人(たかいひと)役の大西流星(なにわ男子)の起用理由と魅力について、本作のプロデューサーである今安玲子が語った。
目黒蓮&大西流星が見つめ合う…『わたしの幸せな結婚』場面カット
顎木あくみの同名小説を原作に、目黒蓮(Snow Man)主演、今田美桜がヒロインのラブストーリー。美しくも冷酷無慈悲とうわさされる名家の当主・久堂清霞(目黒)と、名家に生まれるも、使用人同然の扱いを受けながら育った斎森美世(今田)が政略結婚することから物語は展開する。
大西演じる堯人は、次代の帝位を継ぐ皇子で、清霞の幼なじみ。普段は浮世離れした雰囲気をまといつつも、重い病を患う帝(石橋蓮司)を気にかけるなど思いやりのある性格の持ち主。今安プロデューサーは「堯人は、帝室という特殊な世界のなかで、宿命を背負って生きてきた。生まれた時から次代を継がなければいけない、と。いろいろな人に囲われて生きてきた、みたいな独特な空気を出せる方がいいな」とキャスティングで考えていたという。
「大西さんは、すごいチャーミングな印象ですが、でも、あのチャーミングさを封印するとどんな姿になるのか、とても新鮮に映るのではないかと思い決めました」と起用理由を明かす。
完成した作品を観て、その決断は間違ってなかったと確信。「さすがだなと思いました。ご本人が元々お持ちの大物感というか、まだ若いですがすごく落ち着いた雰囲気がありました。台詞まわしも工夫いただきました。笑顔を封印した高貴さがいい具合に作品とマッチしたかなと思っています」と振り返っていた。(編集部・梅山富美子)