MCU卒業は難しい決断…デイヴ・バウティスタ、役者人生の重大な選択
映画『シックス・センス』などで知られる鬼才M・ナイト・シャマラン監督の最新作『ノック 終末の訪問者』(全国公開中)で主演を務めたデイヴ・バウティスタがリモートインタビューに応じ、映画で問われる「究極の選択」にちなんで、役者人生における重大な選択を語った。
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『ノック 終末の訪問者』は、ポール・トレンブレイの小説「THE CABIN AT THE END OF THE WORLD」に基づく終末スリラー。山小屋でバカンスを満喫する家族が、“終末”を止める使命を背負った4人の訪問者から、人類を救うための究極の選択を迫られる。デイヴは謎の訪問者のリーダー格・レナードを演じた。
選択を誤れば世界が滅びるという、突如訪れた悪夢を映し出す本作。人生においてさまざまな決断を下してきたデイヴは先日、代表作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの第3弾『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』をもって、2014年から演じてきたドラックスから離れると明言。10年近く関わったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)からの卒業は、彼のキャリアにおいて重大な選択となった。
「私にとって(MCUから)離れることはほろ苦いことで、難しい決断でした。今後演じる機会があるかもわかりません。ですが、キャラクターとしての責務を果たしたと思っています。物語を完結させることは、私がマーベルに参加した理由でもあります。ドラックスとして、10年以上かけて合計7本の作品に出演しましたが、卒業の時がやってきたのだと思います」
「キャリアにおいて成し遂げたいことは、まだまだあります。私もそんなに若くはありません」と続けたデイヴ。「責務を果たすには時間が必要ですし、肉体的な拘束も伴います。年を重ねるにつれて、体型維持もますます大変になってきています。私も50代半ばなので、次のステップに進む時がきたと感じています」とさらなるキャリアアップに意欲を見せた。
『ガーディアンズ』がクランクアップした翌週には、『ノック』の撮影に合流していたデイヴ。準備期間が少ない過密日程だったが、「台本を読んで、自分のセリフを入念に確認することを心がけていました。普段から、役についてあまり頭で深く考えることはしていません。監督の考えを聞いて、監督が求める演技を披露したいのです」と信頼するシャマラン監督と話し合い、キャラクターを構築したと振り返った。(編集部・倉本拓弥)