実写『キングダム』3弾に山田裕貴・片岡愛之助・山本耕史!敵国・趙の最強武将に
原泰久の漫画を山崎賢人主演で実写映画化する『キングダム』シリーズの第3弾『キングダム 運命の炎』(7月28日公開)に山田裕貴、片岡愛之助、山本耕史が出演することが明らかになった(※山崎賢人の崎はたつさきが正式表記)。3人が演じるのは、山崎ふんする主人公・信の前に立ちはだかる敵国・趙の最強武将たち。山田は副将・万極(まんごく)、片岡は副将・馮忌(ふうき)、山本は総大将の軍師・趙荘(ちょうそう)役に決定し、ビジュアルも公開された。
紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎)と、中華統一を目指す秦国の若き王・エイ政(吉沢亮)を壮大なスケールで描く本シリーズ。2019年公開の『キングダム』、2022年公開の『キングダム2 遥かなる大地へ』に続く第3弾では、秦国に侵攻する趙国とそれを迎え撃つ秦国が因縁の地で激突する「馬陽(ばよう)の戦い」と、かつてエイ政を救った趙国の恩人・紫夏(しか/杏)のエピソードが描かれる(エイ政のエイは、上に亡、中に口、下左から月、女、迅のつくりが正式表記)。
かつて長平の戦いで戦いに敗れ投降した40万人の兵を生き埋めにされたことにより、秦国に凄まじい恨みを持つ趙国。信は憧れの大将軍・王騎(おうき/大沢たかお)から、自身が率いる隊に「飛信隊(ひしんたい)」の名を授かり戦地へと向かうが、2人を待ち受けていたのは、幾重にも張り巡らされた趙の最強将軍たちによる策略だった。
趙荘(山本)は、趙軍・総大将として周到な軍略を駆使し、秦軍を率いる総大将・王騎を執拗に追いこんでいく。馮忌(片岡)は長距離戦に強く、巧みな軍略と優れた知略から中華全土で「頭脳の馮忌」の異名をとり、馬陽の戦いでは趙右軍を指揮して秦軍を追い詰める。そして万極(山田)は長平の戦いで生き埋めにされながらも生き抜き、虐殺された趙国民の憎しみを背負って秦国の民を根絶やしにしようとする。
本作では第1作から山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈、大沢たかお、第2作から清野菜名、玉木宏、佐藤浩市が続投するほか、新キャラクターの紫夏を杏が演じることが発表されていた。
山田裕貴、片岡愛之助、山本耕史、松橋真三プロデューサーのコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
山田裕貴
やった~キングダムだ~やりたかった~。さぁどんな役だ? と楽しみにしていました。あの呪いの男ですか。怨み、怨念、その全てを背負ったような男、万極。選んでくださった方に対して僕ですか?と思うと同時に、凄いなと思いました。僕の中にもある闇、嫉妬深さ、怨み深さを見抜いてくれたわけですから。さぁ全ての闇を持って、秦国そしていつか信に、怨み、辛み、悲しみ、怒り、苦しみという名の剣を、ギザギザにひん曲がったあの剣を振るいたいと思います。
片岡愛之助
『キングダム』の実写映画化が決まった時から、いつかこの作品に参加できたらと夢見ておりました。一作目を拝見し、そのスケールの大きさと作り手の熱量に、世の中の盛り上がりに興奮し、絶対に『キングダム』の世界に入りたいと思いを強くしました。ついに、その夢が叶います。趙将・馮忌として信の前に立ちはだかります。我々が強くあることが、信や王騎をより一層輝かせると信じて演じ切りました。ぜひ劇場でご覧ください!
山本耕史
趙軍の大将、軍師として王騎を追い詰めていく趙荘を演じました。僕はキングダム初参加でしたが、まるで漫画から飛び出してきたようなキャスト陣の再現度には驚きました。趙荘も衣装合わせの段階から細かい部分までこだわって作られています。兜で見えづらいですが、ぜひ趙荘の「おでこ」にも注目してもらいたいです。
松橋真三プロデューサー
キングダムではどんどんキャスティングのハードルが上がっていますが、秦国の宿敵・趙軍の武将とくれば、ビジュアルやルックスを似せていくだけでなく、一筋縄ではいかない一癖も二癖もある“濃過ぎる”最強の布陣を敷かねばなりません。秦国に恨みを抱く特攻隊長のような副将・万極に山田裕貴さん、巧みな軍略から知将と呼ばれる馮忌に片岡愛之助さん、王騎軍を追い込む総大将・趙荘に山本耕史さんと、こんな濃くてややこしそうな、いえ、最強の敵に囲まれたら、一体どうなる?と否が応でも楽しみが倍増すると思います。彼らの活躍にご期待ください!