失神&嘔吐者続出ホラー 全米を吐かせた!?殺人鬼アート・ザ・クラウン7変化カット公開
アメリカで失神・嘔吐する観客が続出し、映画公式SNSが注意喚起をしたことでも話題を呼んだホラー映画『テリファー 終わらない惨劇』で、凶悪な殺しを重ねる連続殺人鬼アート・ザ・クラウンのさまざまな表情を捉えた7変化カットが公開された。
【画像】コワいけどかわいい?アート・ザ・クラウン7変化カット
ハロウィンの夜に、考えうるなかでも最悪の方法で犠牲者に死をもたらすピエロ、アート・ザ・クラウンの凶行をひたすら描く本作。アメリカでは、失神者や嘔吐する観客の存在がTwitterで報告され、映画公式SNSが「警告」を発する事態に。その話題性も相まって、製作費25万ドル(約3,300万円)に対して、全世界興行収入1,502万4,230ドル(約20億円)を叩き出すスマッシュヒットを記録した。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル130円計算)
犠牲者をどこまでもしつこく追い回し、残虐な方法で殺害していくアート・ザ・クラウン。真っ白に塗られた顔面に、歯をむき出しにした邪悪な笑み。全く言葉を発さないのも相まって、佇まいは非常に不気味だが、その振る舞いはピエロらしく滑稽で、ユーモアあふれる動きやいたずらで標的をからかう可愛い姿も覗かせる。
その様子はまさに7変化。クラウンをフィーチャーした「クラウンカフェ」では満面の笑みを浮かべて客を出迎え、コスチュームショップで花眼鏡をかけておどけたり、ハロウィンのお菓子をねだったりとお茶目な姿も。
エプロン姿で狂気のディナーを用意したり、火炎放射器で場を沸かせたり、血まみれで凶器を手に不敵に笑ったみたりと、言葉は発しないものの、非常に感情豊か(?)なキャラクターであることが見て取れる。もちろん、正体はサディスティックな殺人鬼。人間相手に“お仕事中”の真剣な表情こそ、彼の本質なのかもしれない。
本作が描くのは、前作『テリファー』(2016)からちょうど1年後のハロウィン。スケールも一段とアップし、死体置き場で蘇ったアート・ザ・クラウンが、父親を亡くした姉弟を標的に定め、道中で人々をその手にかけていく。特殊メイクアーティストとしても活動しているデイミアン・レオーネが前作に続き監督・脚本を務めた。(編集部・入倉功一)
映画『テリファー 終わらない惨劇』は6月2日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて公開