圧倒的な美!スカーレット・ヨハンソンがカンヌで光り輝く
第76回カンヌ国際映画祭
現地時間23日、第76回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門出品作『アステロイド・シティ』の公式上映が行われ、スカーレット・ヨハンソンら出演者がレッドカーペットを歩き、翌日には公式会見に臨んだ。
公式上映でスカーレットがまとったのは、カスタムメイドのピンクのプラダのドレス。レッドカーペットでは日の長いカンヌでの日差し浴びて、光り輝くような美しさだった。夫でコメディアンのコリン・ジョストを同伴しており、寄り添ってポーズを取ったり笑い合ったりと、仲睦まじいところを見せた。
『アステロイド・シティ』は、『グランド・ブダペスト・ホテル』などのウェス・アンダーソン監督の新作。架空の演劇「アステロイド・シティ」の制作過程とその劇作家に迫るテレビ番組という体で、1955年のアメリカの砂漠の町を舞台にしたSF要素もある演劇「アステロイド・シティ」そのものの物語も語られる。スカーレットは劇の中でも女優役を務めている。
アンダーソン監督とはアニメーション映画『犬ヶ島』でタッグを組んだことがあるものの、実写はまた違った経験になったとスカーレットは言う。「強烈だった。おかしいのは、あの(作り込まれたアンダーソン監督ならではの)世界が実際に目の前にあって、自分がその中にいるということ。あの全ての環境が作り上げられていて、それは実際に触れられる場所なの」。砂漠に実際に作られた“アステロイド・シティ”での皆が一つになっての撮影だったため、撮影セットとトレーラーを行き来するような映画的な撮影とは違い、むしろ舞台に近い感じだったと明かしていた。
会見には、アンダーソン監督、ジェイソン・シュワルツマン、ジェフリー・ライト、マヤ・ホーク、ルパート・フレンド、ブライアン・クランストン、スティーヴン・パークも出席した。(編集部・市川遥)
第76回カンヌ国際映画祭は現地時間27日まで開催
映画『アステロイド・シティ』は9月1日に日本公開