【ネタバレ】『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』ハンの髪型が前作とつながらない問題、サン・カンが説明
映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021)でファミリーに再合流した人気キャラクター・ハン。前作では短髪だったが、続編『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(公開中)ではおなじみの長髪に戻っており、その影響で前作と辻褄が合わないシーンが存在する。髪型の変更と該当シーンについて、ハンを演じたサン・カンが自らInsiderで説明している。(以下、映画のネタバレを含みます)
【動画】ハンの髪型が前作と違う?『ファイヤーブースト』問題のシーン
シリーズ3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)で初登場したハンは、東京でのレース中に衝突事故に巻き込まれ、命を落としたはずだった。その後、ハンを仕留めたのは暗殺者デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)だったことが判明し、ハンの葬式シーンまで描かれたが、『ジェットブレイク』で死は偽装だったことが明らかに。“奇跡の復活”を遂げたハンは、同作のポストクレジットシーンで、因縁の相手であるショウのアジトを訪れた。
同様に、続編『ファイヤーブースト』でもハンとショウの再会シーンが描かれている。しかし、同作でのハンはロングヘアになっており、『ジェットブレイク』の再会シーンとはつながらなくなってしまった。
サンによると、『ファイヤーブースト』でもハンが短髪になる話が出ていたという。「私が(『ジェットブレイク』で)ハンを短髪にさせたかった理由は、彼が身を潜めているから。もし彼がいつものハンの容姿で歩いていたら、意味がなくなってしまう。髪を切って溶け込ませたかったのです」
映画のスタッフは、髪型のつながりを気にしていたといい、「『ここでのハンは短髪だった。この問題はどうすればいい?』と議論を重ねていました。テスト撮影で(短髪に近づけるために)髪を耳にかけてみたところ、意外と上手くなじみました」とサンは説明。実際に本編では、ハンがショウのアジトに入る前、髪を両耳にかける描写が登場するが、これは『ジェットブレイク』の髪型に少しでも近づけるための打開策だったのだ。
ファンがハンに求めるものとして、「お菓子、かっこいい車、髪の毛」の3つを挙げたサン。「髪はもはや彼が持つスーパーパワーのようなもの。ハンの代名詞なのです」とロングヘアであるべき理由を明かしている。(編集部・倉本拓弥)