新木優子、山下智久と5年ぶり共演に感激 変わらぬ人柄に救われる
新木優子が5日、都内で行われた映画『SEE HEAR LOVE ~見えなくても聞こえなくても愛してる~』(Prime Video で6月9日より独占配信)配信直前イベントに山下智久と登壇し、5年ぶりとなる山下との共演を喜んだ。この日はイ・ジェハン監督、山本舞香、山口紗弥加も来場した。
新木と『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』以来5年ぶりに共演した山下は、「前回は距離がある役だったので見えていない部分もありましたが、今回はより近くで共演させてもらって、手話やピアノに時間を費やして、まっすぐに役を作る努力家のところが強く見えて、リスペクトを抱きました」と称賛。「大変な撮影で、現場がピリッとする瞬間もありましたが、そこに新木さんが来てくれると場が和んで華やかになるので、助けていただきました」と感謝の言葉も口にした。
新木は「すごく光栄です」と弾ける笑顔を見せ、「最初に共演させていただいたときは、まだまだ新人の気持ちだったので、まさかこうやって同じ視点に立ってお芝居をする日が来るなんて」と感激。また、「5年前から人に対して緊張感を与えず、誰に対しても分け隔てなく気を遣ってくださる」と山下の変わらない人柄を伝えると、「みんな助けられたと思います。本当にありがとうございました」と頭を下げた。
演じる響役について、新木は「ろう者の役ということで、わたしにとってはすべてが初めての経験でした。生まれながらにして耳が聞こえない役で、普段から自分の言葉として手話を使っているので、ろう者の方が見たときに違和感を抱かないよう、細かいところまで手話の先生と話して研究しました」と打ち明けると、「大変でしたが、やりがいも達成感もあって、貴重な時間を過ごさせていただきました」と充実した表情をのぞかせた。
ピアノにも挑戦している新木は、「小学生の時にちょっと弾いていたくらいなので、1曲弾いてほしいというお話を聞いたときはびっくりしました」と本音を明かしつつ、「約半年くらい、家にピアノを貸していただいて、(本番が)怖くてずっと練習していました。毎日欠かさず2時間以上練習して、何とか披露できるくらいになりました」と胸を張ると、「ぜひ注目していただきたい」と呼びかけた。
本作は『私の頭の中の消しゴム』などのイ・ジェハンが監督・脚本を務め、漫画・小説アプリ「ピッコマ」で連載された漫画「見えなくても聞こえなくても愛してる」を原作に描くラブストーリー。視力を失う病を患った漫画家・泉本真治(山下)と、彼のファンで生まれつき聴覚障害のある女性・相田響(新木)の絆を映し出す。(錦怜那)