飯豊まりえ、引きこもり女性役で連ドラ主演 脚本家・野島伸司と6年ぶりタッグ
女優の飯豊まりえが、ABCテレビの全国ネットドラマ枠(日曜よる10時~)でスタートする、7月期連続ドラマ「何曜日に生まれたの」で主演を務めることが明らかになった。「101回目のプロポーズ」「高校教師」などの脚本家・野島伸司との6年ぶりタッグ作となり、10年間引きこもり生活を送ってきた無職の主人公を演じる。
ドラマ「岸辺露伴は動かない」など、ファッショナブルな衣装を着こなす役柄も多い飯豊だが、本作で演じるのは、18歳から10年間引きこもり生活を送っている20代無職の女性・黒目すい。ボサボサ髪のスウェット姿で無表情という、ファーストシーンからイメージを覆す役に挑む。
すい役について飯豊は「人の言葉を受け流せない人なのかな。という印象を受けました。それは決して悪い意味ではなく、優しい人、なんだと感じています」と説明。本作で、プライム帯地上波連続ドラマ初主演を果たすが、「これまで通り、気負わずに、作品と大切に向き合っていきたいと思います」と意気込みを語っている。
飯豊にとっては「パパ活」(2017年/フジテレビ)以来の野島作品。「十代の頃から、ドラマ『アルジャーノンに花束を』や『パパ活』でお世話になっていました。その中でも『パパ活』は、初めて主演を務めさせていただいた、とても思い入れのある作品です。再び、野島さんやプロデューサーの清水(一幸)さんにお声をかけていただき、私でいいのですか。と驚いたと同時に、とても光栄に思いました」と喜びを明かす。
ドラマの詳細は伏せられているが、飯豊は「野島さんのドラマは、最後まで何が起こるかわからない。今回の台本を読ませていただいても、その印象は変わりませんでした。この台詞の一言の意図は何だろう? と頭を抱えながら読み進めていくと、あの台詞の意味がここで回収されて、明かされるんだ! という発見がたくさんありました。野島さんの頭の中を覗いてみたくなります」と6年ぶりに触れた野島の脚本を絶賛している。
一方、脚本の野島は「長く閉塞感のあったコロナ禍から、ようやくマスクが取れましたね。今回はそこを踏まえてかなりトリッキーな物語ですが、鮮度の高い若いキャストで、前向きなメッセージを届けられたらと思います。個人的には普段ドラマを観ない、漫画、アニメ派の視聴者に覗いてもらえたら嬉しいです。2次元と3次元を虹をかけて繋げてみたい。ちなみに、月曜日に生まれました、笑」とコメントを寄せている。
プロデューサーの清水一幸は、飯豊の起用について「主人公・すいの人物像が固まっていく中で、“この役は飯豊さんに”との思いは、野島さんと完全に一致していたので、快諾をいただいたき感謝しております」と明かし、「ラブストーリーなのか? ミステリーなのか? 人間ドラマなのか? はたまた社会派なのか? 決めるのは、あなたです! 是非、ご期待ください!! 最後になりますが…『あなたは、何曜日生まれですか?』是非、調べてみてください!」と視聴者に呼びかけている。
番組の公式サイトでは、生年月日を入力すると誕生曜日と運勢が判明する「曜日占い」を実施している。(編集部・入倉功一)