「ウルトラマン」デッカーからブレーザーへバトンタッチ カナタ・松本大輝、ゲント・蕨野友也の呼び方に悩む
特撮ドラマ「ウルトラマンデッカー」主演の松本大輝と、7月8日スタートの新番組「ウルトラマンブレーザー」主演の蕨野友也が18日、新宿ピカデリーで行われた映画『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』のグランドフィナーレ舞台あいさつに出席し、松本からバトンを受け継ぐ蕨野へエールが送られた。この日は、村山優香、大地伸永、中村加弥乃、サプライズゲストで谷口賢志も出席した。
【画像】“デッカー・アスミ”谷口賢志のサプライズ登場に一同ビックリ!
『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』は、今年1月に最終回を迎えた「ウルトラマンデッカー」の劇場版。テレビシリーズ完結後の世界を舞台に、主人公アスミ カナタ(松本)とエキスパートチーム「GUTS-SELECT」の最後の戦いが描かれた。
松本たちが待ち受けるなか登場した蕨野。松本は「1年前の(『ウルトラマントリガー エピソードZ』)グランドフィナーレのとき、皆さんの前で初変身したのですが、カードもうまく入らなくてめちゃくちゃ緊張した」と蕨野を慮っていたが、当の蕨野は「緊張していません」とすまし顔。
ウルトラマンとしては先輩の松本だが、蕨野は松本より10歳以上も年上で、過去には「仮面ライダードライブ」で特撮も経験していることから、蕨野ふんする主人公ヒルマ ゲントをなんと呼んでいいのか思案する。松本が「ゲント、ゲンちゃん、ゲント隊長、ゲンさん……」といろいろ呼び方を試していると、蕨野は「俺のことゲンちゃんと呼ぶのは初めて聞きました」と笑う。
そんな蕨野だったが「1966年から57年間、『ウルトラマン』という作品を紡いできてくれたからこそ、いまがあるんです」とリスペクトを述べると「今年は“俺が行く”と言う感じです」とゲントが変身する際の決めゼリフ「俺が行く」を披露する。
松本は「ウルトラマン1年目ということで、緊張するとは思いますが……」と話し出すと、すかさず蕨野は「緊張していませんよ」とツッコんで客席を笑わせる。それでも松本は、「これから子供たちの『頑張れ!』という声など、たくさん幸せな瞬間が待っていると思います。そういう声援をどんどん受け取って、それを視聴者の皆さんに返して楽しませてください」とエールを送るが、「でも全然先輩感がないですよね。すごく風格が漂っていて……過去に(特撮)やっていました?」と蕨野の特撮経験を絡めた発言で会場を笑わせていた。
蕨野は「たくさんの方たちのおかげで、いまウルトラマンがあります」と改めて先輩たちへのリスペクトを述べると、「今度は『ウルトラマンブレーザー』が地球を救うかもしれません。皆さん支えてください」とファンに向かってメッセージを送った。(磯部正和)